週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

胸ポケットにスッポリ! 小型&高耐久のCrucial製ポータブルSSDの実力をチェック

2023年09月15日 11時00分更新

文● ASCII
提供: マイクロン

X9 Pro / X10 ProをUSB 3.2 Gen2×2搭載PCで検証

Crucial X Pro

 手軽かつスタイリッシュに持ち歩けるCrucial X9 Pro / X10 ProポータブルSSDシリーズの仕様に続いて、その実力を確認していこう。ここではUSB 3.2 Gen2×2を備えたWindows PCに両モデルを接続、定番ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.4」を使用し、転送速度はデータサイズ16MiB、64MiB、256MiB、1GiB、4GiB、16GiB、64GiBで計測している。検証PC環境は以下のとおりだ。

【検証環境】
CPU インテル「Core i9-12900K」
(14コア/20スレッド、最大5.10GHz)
CPUクーラー サイドフロー、120mmファン
マザーボード インテル Z690、ATX
メモリー 16GB×2、DDR4-3600
ストレージ 2TB M.2 SSD、PCIe4.0
ビデオカード GeForce RTX 4070、12GB GDDR6X
電源ユニット 1000W、80 PLUS PLATINUM
OS Windows 11 Home

読み込み速度は1060MB/秒台を安定して発揮!

 まずは10Gbps(1250MB/秒)の転送速度となるUSB 3.2 Gen2インターフェースを採用するX9 ProポータブルSSDの結果から確認していこう。

 書き込み速度はテストデータ256MiBあたりから、1000MB/秒を下回る900MB/秒台になるが、読み込み速度は公称値を上回る1060MB/秒台を、安定して発揮している。パフォーマンスは「X8ポータブルSSD」とそこまで大きな差はないが、「X8ポータブルSSD」よりも小型、軽量で同じ使い勝手なので、持ち歩きメインのユーザーは、「X9 ProポータブルSSD」の買い換えを検討してもよいだろう。

Crucial X Pro

16MiBの結果

Crucial X Pro

64MiBの結果

Crucial X Pro

256MiBの結果

Crucial X Pro

1GiBの結果

Crucial X Pro

4GiBの結果

Crucial X Pro

16GiBの結果

Crucial X Pro

64GiBの結果

PS5の容量不足解消にもオススメ

Crucial X Pro

 X9 ProポータブルSSDは、PS4やPS5のUSB拡張ストレージとしてもオススメだ。PS5のゲームタイトルは、本体ストレージか増設したNVMe M.2 SSDストレージからしか起動できないが、拡張USBストレージに一時退避的に移動できる。PS4ゲームだけでなく、しばらくプレイしないPS5ゲームをUSB拡張ストレージに移せば、ストレージ容量の枯渇に悩むことは減るだろう。

 実際にPS4のゲームタイトル「Sniper Elite 4」をX9 ProポータブルSSDに移動して、1時間ほどプレイしたが、違和感などなくプレイできた。

 また、54.48GBのゲームデータをPS5本体ストレージから、X9 ProポータブルSSDへ移動に要した時間も3分程度と、他メーカーの外付けSSDと大きく違わなかった。X9 ProポータブルSSDは、PS5で安心して使うことができる。

Crucial X Pro

PS5のUSB 3.2 Gen2ポート(フロント Type-CとリアType-Aポート)に、X9 ProポータブルSSDを接続。スンナリと認識した

Crucial X Pro

PS5上でフォーマット。容量は1.84TBで認識される

Crucial X Pro

PS4ゲームタイトルの、初期インストール先にUSB拡張ストレージを設定することもできる

Crucial X Pro

PS5ゲームタイトルの起動、プレイはできないが、一時的に移動するならオッケーだ。本体ストレージと、増設したNVMe M.2 SSDストレージの容量確保には魅力的だ

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう