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JN-215VFHD-C65Wをレビュー

1.6万円でお釣りがくるUSB PD 65W対応最安ディスプレー、もうこれでいいかも

2023年08月26日 10時00分更新

映像入力はHDMIとUSB Type-Cの2系統

 入力端子はHDMIとUSB Type-Cの2系統と、PC向けとしてはDisplayPortがない点に物足りなさを感じる。しかし、一般的にはHDMIのほうが汎用性が高く、PCはもちろんのことコンシューマーゲーム機との接続にもうってつけのモデルと言えよう。

1.6万円でお釣りがくるUSB PD 65W対応最安ディスプレー、もうこれでいいかも

左からHDMI 1.4、USB Type-C、ヘッドフォン出力端子、電源端子の順に並んでいる

 また、どちらの入力でも解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、リフレッシュレートは最大75Hzまでサポートしている。そのほか、低価格ながらも、HDMIケーブルとUSB Type-Cケーブルが1本ずつ付属している点がありがたい。

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HDMIケーブルとUSB Type-Cのケーブルが1本ずつ付属

 JN-215VFHD-C65Wの消費電力は通常17W、最大でも23Wとかなり抑えられている。さらに、省エネモードを選択すると消費電力は15Wに低減され、スタンバイ時の消費電力も0.5Wと小さめだ。

 対して、付属のACアダプターは19V・5A(95W)と出力が大きい。これはUSB Type-C接続時のUSB PD機能(最大65W)を使うための仕様だろう。

1.6万円でお釣りがくるUSB PD 65W対応最安ディスプレー、もうこれでいいかも

ACアダプターの出力は大きいが、サイズは140(W)×60(D)×35(H)mmとコンパクトだ

画面が小さくスタンド可動域は狭い

 と、ここまでは低価格ながらも好印象の部分にフォーカスしたが、コストダウンの影響か、やや残念に思った点も挙げておこう。

 JN-215VFHD-C65Wは画面サイズが21.5型のため、幅が約494mm、高さが約354mmと小さめだ。そして、解像度も1920×1080ドットまでしか対応しておらず、広い画面で作業をしたり、動画を楽しんだりしたいという人には物足りないかもしれない。

 しかし、机の上の面積は最小限で済むし、常時設置したくない場合はサッとそのへんにしまっておける省スペース性は◎。ノートPCのサブ画面など、使いたい時にだけ出して使うといった用途では重宝するだろう。

 スタンドは簡略化されており、240(W)×170(D)mmの楕円形の台座に、幅20mmほどの支柱という構成だ。固定にネジを必要とせず、ツメを引っかけるタイプであることは評価できるのだが、支柱にケーブルを束ねることができるような穴はなく、高さを変更できない点も惜しい。

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スタンドの台座と支柱。それほど重量のあるものではないが、液晶パネルが軽量なので安定性は良好だ

 しかし、-5度~+15度のチルト機能はあるため、画面の傾きは調整できる。その他の位置調整はディスプレー本体をズラすことになるが、21.5型・約2.7kgという小型軽量なモデルのため、そう難しくはないはずだ。

1.6万円でお釣りがくるUSB PD 65W対応最安ディスプレー、もうこれでいいかも

チルト調整(上向き)

1.6万円でお釣りがくるUSB PD 65W対応最安ディスプレー、もうこれでいいかも

チルト調整(下向き)

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