週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「コスプレイヤー異世界撮影会」も実施

コミックマーケット102「やらなくてもよかった美術展」、さいとうなおき氏がTourBoxの実演ショーを開催

2023年08月22日 12時30分更新

 講演後、さいとうなおき氏へのインタビューでは、TourBoxの魅力等について尋ねた。

――TourBoxで一番楽になったと感じることは?

【さいとうなおき】左手、肩への負担です。作業中はどうしても左手を常にキーボードへ置いているので、高い位置で固定されて肩凝りの原因になるんですよ。TourBoxを使い始めてからはそれがなくなったので、肩凝りも改善されました。

――負担が減ったことで仕事が楽しくなった?

【さいとうなおき】つらいことが減っていけば楽しさもおのずと増えていくと思うので、新しいことを試してみようというインスピレーションが湧くようになりました。そこは楽しくなりましたね。

――TourBoxでここを勧めたい!というところは?

【さいとうなおき】あらゆるソフトで切り替えが簡単なところです。僕は絵描きなんですが、動画編集や写真編集など、あらゆる人にカスタマイズしやすく使いやすいので、そこがおススメです。

――仕事をしていくうえで大事にしていることは?

【さいとうなおき】楽しませることもそうですが、やっぱり僕が一番楽しむことが大事だと思っています。仕事モードだけじゃなく、悪ふざけモードというか、「みんなも楽しいし僕も楽しめるな」ということを増やしていきたいです。

――今後、どんな機能を簡略化するガジェットがほしい?

【さいとうなおき】塗り分けのプロセスに時間がかかってしまうので、そこを簡略化出来ればもっと楽になるし楽しくなると思います。「時間もかかるし、あんまり頭を使わない」みたいな作業は簡略化したいです。

――そこにAI技術を導入するのは?

【さいとうなおき】全然ありだと思います。そうすることで、単純作業に費やす時間を減らしてクリエイティブなことを考える時間が増やせるので。

――AI技術を使用することについての先生の考えを

【さいとうなおき】単純に否定派か肯定派かと言われると難しいです。「クリエイティブにかかる仕事を簡略化すると」いう意味では使った方が良いと思います。ただ、著作権問題や、あまりにクリエイターにリスペクトを欠いたような使い方がある部分は問題視しているので、そこはもう少しルールが整備されるべきだと思っています。

 AIって楽する技術なので、人間は楽な方に流れて行っちゃうと思うんですけど、それが原因でクリエイターが委縮するようなことはマイナスに働く部分があるので、そこら辺のルールは人間が自発的に作る必要があると思いますね。

――「今後こういう作品を描いていきたい」という目標は?

【さいとうなおき】今までは相手の要望を汲んだ作品を描くことが多かったんですが、今後は「自分のテーマ」を設けて、自分の表現したい部分を出していこうと思っています。

――ありがとうございました。

TourBoxを使うようになったことでインスピレーションが湧くようになったというさいとうなおき氏

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう