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watchOS 10を試す 注目したい「ふたつの革新性」

2023年08月09日 08時30分更新

画面に文字盤を表示した状態でDigital Crownを回すとスマートスタックが表示されます

シンプルな文字盤の機能面を補完する「スマートスタック」

 ここで、watchOS 10から加わる新しいユーザーインターフェースの「スマートスタック」にフォーカスしたいと思います。

 スマートスタックは先にiOS/iPadOSに登場した「ウィジェット」の一種で、ホーム画面に配置して天気やカレンダーなどの情報を、1つのウィジェットの表示を切り替えながら表示する機能です。

 watchOS 10の場合、スマートスタックは文字盤の画面でDigital Crownを回すと、ユーザーが選択した7つまでのウィジェットがタテ方向にくるくると回って表示されます。朝一番には天気のウィジェットを表示して、カレンダーに登録した予定が近付くとカレンダーやリマインダーのウィジェットをスタックの一番最初に持ってくるといった具合に、情報提供に気を利かせるところが「スマート」の名前の由来です。

 筆者の場合、watchOS 9まではアプリの情報に素速くアクセスするため、とにかく沢山のコンプリケーションが置ける「インフォグラフ」などの文字盤を好んで使っていました。スマートスタックに天気や心拍、メッセージアプリへのショートカットが分散配置できると、Apple Watchの文字盤はよりシンプルなデザインが選べるようになりました。

左がwatchOS 10の新しい文字盤「パレット」、右が8個のコンプリケーションが設定できる「インフォグラフ」。パレットの文字盤には超よくつかうコンプリケーションをセットして、あとはスマートスタックでチェックするスタイルに変えてみたところ、何不自由なく過ごせています

 現在はwatchOS 10の新しいカラフルな文字盤「パレット」がお気に入りです。文字盤に置けるコンプリケーションの数はインフォグラフの8個から、パレットは4個に減りますが、スマートスタックのおかげで不自由なく使えています。

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