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Mastercard、詐欺防止のためにAIを活用したソリューションを英国の銀行に提供開始

2023年08月03日 19時00分更新

 Mastercardは8月3日、詐欺防止のためにAIを活用したConsumer Fraud Riskソリューションの英国での提供開始を発表した。

 同社は英国のLloydsBank(ロイズ銀行)、Halifax(ハリファックス)、Bank of Scotland(スコットランド銀行)、NatWest(ナットウエスト)、Monzo(モンゾ)、TSB(ティエスビー)を含む9つの銀行と提携。最新のAI機能と口座間決済に関する独自のネットワークを活用することで、銀行はあらゆる種類の詐欺を予測し、不正な取引を防止することが可能になるとうたう。

 本ソリューションでは犯罪者組織に関係する口座の追跡活動から得られたインサイトに基づき、口座名、支払額、振込元および振込先の履歴、そして詐欺に関連する口座とのつながりなどを特定の分析要素と照らし合わせることで銀行がリアルタイムで介入。顧客の資金が失われる前に、支払いを停止するために必要な情報を提供するという。

 なお、TSB銀行の試算によると、英国全ての銀行が本ソリューションを導入した場合、詐欺被害額をおよそ1億ポンド(およそ1.3億ドル)削減することが可能になるとのこと。

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