最新ゲームも超快適にプレイ
最後に、組み上がったPCの性能をチェックしていこう。まずは定番のCPU性能を測る「CINEBENCH R23」から。初期設定の10分間回したときのスコアで、計測にあたっては、電源の設定で「最適なパフォーマンス」にして実行している。
実行するスレッド数が物をいうベンチマークテストだが、8コア16スレッドながらマルチコアで18846pts、シングルコアで1991ptsとかなり高い値を示している。
続いて、アプリの実行性能を計測する「PCMark 10」。
結果は、9667と非常に高いスコアを示した。細かく見ていくと、Essentialsが12908.0、Productivityが12200.0、Digital Content Creationが15566.0といずれも12000を超えていて、ゲームだけでなくあらゆるアプリで快適に使えるはずだ。
3DCGの性能をチェックする「3DMark」も実行してみた。実行したのはDirectX 11対応の「Fire Strike」系3つ、DirectX 12対応の「Time Spy」系2つ、DirectX 12のレイトレーシングに対応した「Port Royal」、DirectX 12対応で「Time Spy」系より重い「Speed Way」の計7つ。
結果は、「Fire Strike」系はいずれもスコアは高く、アッパーミドルクラスの性能をいかんなく発揮している。一方「Time Spy」系は、ゲーミング性能としては十分だが、リザルトの相対的な結果を見るとFire Strikeの結果よりは少し劣る感じだ。「Port Royal」は5000を超えたものの、「Time Spy」系と同様の結果で「Speed Way」は1703とさすがに厳しい結果となった。DirectX 12よりはDirectX 11の方が得意そうな印象だ。
では実際のゲーム系ベンチマークテストだとどうなのか、3つのベンチマークテストを行なった。まずはスクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」から。グラフィックスの設定は「最高品質」と「高品質(デスクトップPC)」のフルスクリーンモード。画面解像度は1920×1080ドット(フルHD)で行なっている。
結果は、最高品質で22716、高品質(デスクトップPC)で22808とスコアがほぼ頭打ち状態。そこで3840×2160ドット(4K)の解像度でもテストしたところ、最高品質で6626、高品質(デスクトップPC)で7346といずれも「やや快適」評価だった。さすがに4Kだときついようで少し画質調整が必要だが、フルHDなら問題なく最高品質でプレイできる。
続いて、バンダイナムコゲームスのオンラインアクションRPG「BLUE PROTOCOL ベンチマーク」を実行。こちらはグラフィックス設定を「最高画質」と「高画質」、仮想フルスクリーンで解像度は1920×1080ドットで行なった。
結果はスコアが17091、最高画質で平均フレームレート120.101fps、最低フレームレート12.124fps。高品質ではスコアが23325、平均フレームレート163.480fps、最低フレームレート27.747fpsで、いずれも「極めて快適」評価だった。これなら最高画質設定でも余裕でプレイでするはず。
もう1つ、カプコンの格闘ゲーム「ストリートファイター6 ベンチマーク」を実行。グラフィックス設定は「HIGHEST」と「HIGH」で解像度は1920×1080ドット。
結果は、いずれの設定でもトータルスコアは100で、問題なくプレイできることがわかった。ゲームにもよるが、重すぎない3DCGゲームならなんの問題なくプレイできる性能を発揮してくれるだろう。
見た目も性能も最高のホワイトベースマシン
見た目重視な筆者としては、やはりホワイトベースのPCというのは、今までブラック系が多かっただけに、非常に映える。ブラックはシックで落ち着いた印象はあるものの、ホワイトのほうが、部屋に置いても非常に目立ち、カラフルに輝くLEDもきらびやかに見える。
そのため、ホワイトカラーでPCを組みたい人には、コスパも高くミドルクラスの構成に定番となっているASRockのSteel LegendシリーズをベースにPCパーツ選びをするのも良い。今年発売したばかりのSteel Legendブランドのビデオカードは、同シリーズのマザーボードと合うホワイトカラーで選び易い。
しかも、全部合わせても20万円強に収まりながら性能的にも十分で、ゲーミングPCとしても大満足な仕上がりになった。PCMark 10のテスト結果もいいので、クリエイティブな作業にも使えそう。4Kの大画面ディスプレーと組み合わせて、Lightroomの写真現像でも活用したい。
今が旬のホワイトベースのPC自作。ホワイト系PCパーツがかなり増えてきたので、見栄えにもこだわった自作マシンに挑戦してみてはいかがだろうか?
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