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白系パーツは今が旬!ASRock「Steel Legend」をベースにPCを組んでみた

2023年07月27日 11時00分更新

白系パーツは今が旬!ASRock「Steel Legend」をベースにPCを組んでみた

 ゲーミング系のパソコン(PC)というと、中身が見えるPCケースでLEDイルミネーションがギラギラしている印象が強い。筆者もその手の魅せる系PCが大好きで、今まで組んできた自作PCは、ほぼ中身が見えるPCケースを使って構築してきた。

 これまで、PCパーツ類はブラック系が主流で、PCを組むとまるで闇の中にLEDイルミネーションがボワッと輝いているといったイメージだった。ところが最近は女性ゲーマーも増えた影響もあってか、女性が好むホワイト系パーツが続々と登場し、ホワイト一色の明るいイメージの中で、カラフルなLEDイルミネーションが光り輝くという魅せ方がトレンドとなっている。

 筆者も次にPCを組むなら、絶対ホワイトで統一するぞと心に決めていたのだが、白いパーツが多いASRockの「Steel Legend」シリーズに最新のビデオカードも追加されているので、「Steel Legend」シリーズをベースにコスパの良いオススメな白PC自作構成を検討してみた。

白パーツで統一したいならSteel Legendブランドで決まり!

 まずは、今回使用するパーツの一覧は以下の通りだ。PCケースはもちろん、マザーボードやビデオカード、CPUクーラー、メモリー、電源にいたるまでホワイト系で統一している。色を重視したところもあり、多少高く付いたところもあるが、合計の価格はゲーミングPCの一般的な目安となる20万円を少し超える範囲に収まる構成にしている。

パーツ名 製品名 価格
マザーボード ASRock「B650E Steel Legend WiFi」 4万4800円前後
ビデオカード ASRock「Radeon RX 6650 XT Steel Legend 8GB OC」 3万8800円前後
CPU AMD「Ryzen 7 7700X」(8コア/16スレッド、最大5.4GHz) 5万5000円前後
CPUクーラー DEEPCOOL「LS520 WH」 1万6100円前後
メモリー CORSAIR「CMH32GX5M2B5200C40W」(16GB×2、DDR5-5600) 1万7200円前後
ストレージ Western Digital「WD_Black SN770」(1TB M.2 SSD) 9600円前後
電源 CORSAIR「RM850 White」 2万400円前後
PCケース CORSAIR「4000D Airflow Tempered Glass CC-9011201-WW」 1万3000円前後
- - 合計21万4900円

 では1製品ずつ、使用したパーツを簡単に紹介していこう。

マザーボード:ASRock「B650E Steel Legend WiFi」

白系パーツは今が旬!ASRock「Steel Legend」をベースにPCを組んでみた

 マザーボードはASRockの高耐久シリーズではおなじみの「Steel Legend」シリーズで、ヒートシンクなどがホワイト系の「B650E Steel Legend WiFi」をチョイス。AMD Ryzen 7000シリーズのCPUに対応し、16+2+1電源フェーズ設計でCPUへ安定した電力供給が可能。対応メモリーはDDR5で最大6600MHzまでオーバークロックでき、PCIe 5.0対応のM.2 SSDやビデオカードが利用できる。

 無線LANは最新のWi-Fi 6Eに対応し、さらに2.5Gbpsの有線LANポートも搭載。USB 3.2 Gen2x2 Type-Cに対応したコネクターも用意されていて、ケース側のUSB Type-C端子で最大20Gbpsの転送速度が利用できる。

白系パーツは今が旬!ASRock「Steel Legend」をベースにPCを組んでみた

インターフェース部分も迷彩柄でSteel Legendらしい彩り。有線LANが2.5Gbpsというのも◎

ビデオカード:ASRock「Radeon RX 6650 XT Steel Legend 8GB OC」

白系パーツは今が旬!ASRock「Steel Legend」をベースにPCを組んでみた

 ビデオカードはマザーボードと同じくSteel Legendシリーズの「Radeon RX 6650 XT」チップを採用したモデルを採用。チップセットとしては、約1年前に登場したRDNA 2のリフレッシュモデルだが、「Radeon RX 6650 XT Steel Legend 8GB OC」はSteel Legendブランドのビデオカードとしては、第2弾の最新モデルで後述するRadeon RX 7600 XTよりも価格を抑えたい人向け。

 ゲームクロックは2447MHz、ブーストクロックは最大2669MHz。8GB GDDR6を搭載し、PCIe 4.0に対応。3連ファンにはPolychrome SYNCに対応したLEDを内蔵し、効率的な冷却とカラフルな照明演出が望める。最大8K解像度の出力が可能で、DisplayPort 1.4 ×3、HDMI 2.1 VRR×1のインターフェースを備える。PCゲームをフルHDで快適に楽しめるスペックは有し、それでいて白パーツと合わせたい人にオススメな1台だ。

白系パーツは今が旬!ASRock「Steel Legend」をベースにPCを組んでみた

バックプレートのデザインがSteel Legendシリーズ仕様。2スロット占有タイプ

WQHD以上でゲームを遊びたい人にはコレ!

 Radeon RX 6650 XTより高い性能を持って、WQHD以上でのゲームプレイも狙いたい。また、AV1エンコードにも対応し、ゲームの実況配信もしたい人には「Radeon RX 7600 Steel Legend 8GB OC」や「Radeon RX 7900 XTX Taichi White 24GB OC」の購入も検討しよう。

 前者はRadeon RX 6650 XTのチップよりも、やや高い性能を発揮する最新の「Radeon RX 7600」チップセットを採用した、Steel Legendブランドでは初のビデオカード。ゲームクロックは2510MHz、ブーストクロックは最大2680 MHz。24GB GDDR6を搭載し、3連ファンにLEDを内蔵しているのはRadeon RX 6650と同様だ。実売価格は4万6600円前後。

白系パーツは今が旬!ASRock「Steel Legend」をベースにPCを組んでみた

ASRock「Radeon RX 7600 Steel Legend 8GB OC」。Radeon RX 7600 GPU搭載し3連ファンでバックプレートデザインがSteel Legendシリーズの迷彩柄

 一方、後者はゲームクロック2510MHz、ブーストクロック最大2680MHzのRadeon RX 7900 XTXを採用したTaichiブランドのビデオカードで、ボディーとバックプレートがホワイトのモデル。3連ファンを採用しLEDを内蔵。3つのスロットを専有し、PCIe 4.0に対応している。実売価格は16万9800円前後となっている。予算に余裕があり、より性能の高いビデオカードを望んでいるなら、この商品をオススメしたい。

白系パーツは今が旬!ASRock「Steel Legend」をベースにPCを組んでみた

ASRock「Radeon RX 7900 XTX Taichi White 24GB OC」は、ほかのものに比べ価格が4倍ぐらい違うが、ハイエンドRX 7900 XTX GPU搭載で、性能にこだわりたいなら選択の価値あり

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