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PS VitaやPSPで発売された『ToHeart2』のスピンオフ作品のPC移植作!

Steam配信不可な、ちょっとHなヒロインにハマること必死!『ダンジョントラベラーズ2』をレビュー【前編】

2023年07月28日 20時00分更新

『ダントラ2』は美少女ゲームの皮を被った
本格ダンジョンハクスラRPGだ!

イベントシーン満載なストーリー

 かつて人々は聖乙女ヴィトーリアを奉じ、魔神の手先である「マモノ」との戦いを重ねていた。錬金術師ジーグドラドがマモノを封印書に封じる魔法を編み出したことにより、人々はマモノの討伐に成功し、魔神をも異界に追いやる。そしてヴィトーリアは大陸を統一しロムレア王国を建国した。

 それからおよそ100年後、ロムレア王国の王立図書館を舞台に、人とマモノとの戦いが再び始まる。……と言う導入で始まる本作のストーリーは章立てになっており、基本的には各章に1つのダンジョンに挑戦していく。各ダンジョンの最深部で待つボスを倒すとクリアとなり、次章へと物語が進むと言う流れ。

 美少女恋愛アドベンチャーゲームの老舗らしく、美麗な一枚絵を用いたイベントシーンが各所でストーリーを盛り上げる。どのイラストもまさに美少女ゲームな肌色指数高めのイラストで、やりごたえのあるゲームパートとのギャップが面白い。

 とはいえ、イベントシーンは基本的に各章の始まりと終わりに用意されており、攻略中は集中してダンジョンに向きあえるようになっている。

Steam配信不可な、ちょっとHなヒロインにハマること必死!『ダンジョントラベラーズ2』をレビュー【前編】

インストール完了しゲームスタート。オープニングムービーが可愛い~♪ とニコニコしてた頃、まさかこれほど歯ごたえのあるRPGだとは思っていなかった

Steam配信不可な、ちょっとHなヒロインにハマること必死!『ダンジョントラベラーズ2』をレビュー【前編】

ストーリーを盛り上げる美麗なイラストは美少女ヒロインたちの肌色面積多め。なるほど確かに、これはマイルドになってほしくないものだ

ハクスラ要素も楽しめるダンジョンRPG

 章が始まり新たなダンジョンが開放されたら、パーティーを編成していざダンジョンに出発! というわけなのだが、このゲームのダンジョンは、序盤ですら簡単に踏破できるほど甘くない。

 ダンジョンを出ればHPやTP(魔法や技を使う際に消費するポイント)が全快するので、まずは無理せず少しずつ探索範囲を広げていこう。

 敵からのドロップや宝箱で獲得できる武器や防具は基本的に名称が不明で、ショップか魔法で鑑定する必要がある。武器・防具にはそれぞれ「+○」(○には数字) とついており、同じアイテムでも数字が大きいほど威力が高くなる。また「+○」のつかないユニーク装備も多く存在し、比較的にどれも強力なので、獲得できたときは喜びもひとしおなのだ。

 ダンジョンと拠点を往復しながら装備を更新して、少しずつダンジョンを踏破していくのが、最も確実な本作の進め方。ダンジョンRPGは地道に遊ぶゲームなのだ。

 扉の鍵を開ける、ポータルを起動するなどのショートカットを開放しつつボス部屋まで到達できれば、もしボスに敗北しても拠点に戻って装備やアイテムを見直すなどして再挑戦しやすくなっている。このあたりの調整というか、ダンジョン設計はさすがといったところ。

Steam配信不可な、ちょっとHなヒロインにハマること必死!『ダンジョントラベラーズ2』をレビュー【前編】

オートマッピング機能がダンジョン探索を優しくサポート

Steam配信不可な、ちょっとHなヒロインにハマること必死!『ダンジョントラベラーズ2』をレビュー【前編】

敵からのドロップや宝箱から回収したアイテムを鑑定する。強い装備が出たら即装備。これがハクスラの醍醐味

今だからこそハマりたい、あの頃のコマンド選択式戦闘システム

 敵とのバトルは王道のコマンド選択式。武器の重さや素早さで確定される行動順が画面左に表示されているので、詠唱時間や行動順なども考えつつ、技スキルや魔法を選択していく。

 戦闘に参加できるパーティー人数は最大で5人。前衛と後衛の概念があるので、装備や職業を考慮して編成したいところ。

 全パーティーメンバーのHPが0になるとゲームオーバー。最終セーブ時点からのやり直しとなるので、探索中の緊張感が半端ない。ザコ敵と思って舐めてかかると平気で全滅できるので、こまめなセーブが物を言う世界である。

 また、所定の数のマモノを倒す(封印する)と、拠点で封印書を作成できる。封印書には元となったモンスターごとに異なるステータス修正値が設定されており、こちらも各キャラクターに装備させられる。

 ほかにも、封印書は鍛冶屋でお金を払ってエンチャント素材にすることで、武器や防具にステータス修正値を追加することもできたりと、とにかくキャラビルドの幅が広いのが本作の特徴だ。

Steam配信不可な、ちょっとHなヒロインにハマること必死!『ダンジョントラベラーズ2』をレビュー【前編】

ザコ敵と思って舐めてかかると簡単に全滅させられるのが本作。見た目に騙されるな!

Steam配信不可な、ちょっとHなヒロインにハマること必死!『ダンジョントラベラーズ2』をレビュー【前編】

ボス戦後には肌色多めの封印イベント有り。Hなモンスター娘って可愛いよね

Steam配信不可な、ちょっとHなヒロインにハマること必死!『ダンジョントラベラーズ2』をレビュー【前編】

各ダンジョンのボスクラスのモンスターからは「大封印書」を作成できる。こちらは主人公のフリードに装備させることで、パーティー全体に効果をもたらす

君ならどうする? 16人のヒロインと32種の職業から
パーティーに選べるのはたったの5人!

 コツコツとダンジョンをクリアしていくと、ストーリーの進行にともなって新たなヒロインたちが仲間になっていく。仲間になるヒロインは総勢16人とかなりの大人数だ。

 各ヒロインにはファイター(戦士系)やマジックユーザー(魔法使い系)など5系統のクラスが割り振られており、レベル15と30に到達するとそれぞれのクラスに沿ったより強力な上位職にクラスチェンジできる。

 前線で敵の攻撃を引き付けるタンク職から、強力な攻撃魔法や攻撃スキルでダメージを与えるアタッカー職、バフやデバフで戦況を有利にするサポート職など、下位職から上位職まで全32種もの職業を用意。

 美少女ヒロインは何人いたっていいのだが、パーティーを組めるのはたったの5人。ゲームでは、このなんとも歯がゆい現実に向きあわなければならない。どういった職業構成のパーティーにするか、誰をどの職業にするか、悩みは尽きないのだ。

Steam配信不可な、ちょっとHなヒロインにハマること必死!『ダンジョントラベラーズ2』をレビュー【前編】

ヒロインと職業の組みあわせの中には非常にけしからん衣装も存在する。ギリギリのラインが、男心をくすぐる

Steam配信不可な、ちょっとHなヒロインにハマること必死!『ダンジョントラベラーズ2』をレビュー【前編】

さらにけしからん衣装のヒロインをもうひとり。前衛がそんな装備で大丈夫か?

多彩なスキルで戦いを有利に! やり直しもラクラク!!

 敵を倒し経験値をためレベルアップしたら、スキルを習得してさらに強くなれる。レベルが上がることで得られるスキルポイントを使用して、技系スキル・魔法系スキル・パッシブスキルなどを習得し、伸ばしていく。

 とくに序盤は使えるスキルポイントも少ないので、どのように成長させるかが頭の使い所かつ一番楽しいところ。

 また、各ヒロインはユニークスキルと呼ばれる固有のスキルを持っている。確率で防御力無視の攻撃を発動したり、魔法の詠唱時間を短縮したりと強力なので、職業選択の参考にしたい。

 加えて、拠点でできることの1つにレベルリセットがある。これは、レベル15/30/50/90を指定してレベルをリセットし、スキルもすべて未習得の状態に戻すというもの。

 この機能を利用すれば、レベル30時点でレベル30にリセットすれば、とくにデメリットなしにクラスチェンジやスキル習得をやり直すことができるのだ。こういう親切設計は、嬉しいところ。

Steam配信不可な、ちょっとHなヒロインにハマること必死!『ダンジョントラベラーズ2』をレビュー【前編】

多くのスキルは強化するほどに消費TPも上がるので、バランスを考えながら育てていきたい

Steam配信不可な、ちょっとHなヒロインにハマること必死!『ダンジョントラベラーズ2』をレビュー【前編】

気軽に転職できるので、いろんな職業を試してみよう

PC版なら高解像度でプレイできる!

 ちなみに『ダンジョントラベラーズ2』『ダンジョントラベラーズ2-2』ともに、PC版に移植されたことによる最も大きなアドバンテージは、オプションで画面解像度を変更できることだろう。

 PSPやPSVITAといった携帯機の画面よりもずっと大きなディスプレーで遊べる時が来るのを心待ちにしていたファンも多いのではないだろうか。

Steam配信不可な、ちょっとHなヒロインにハマること必死!『ダンジョントラベラーズ2』をレビュー【前編】

オプションメニューでは1920×1080は当然のこと、2560×1440や、さらには3840×2160の4K解像度まで選択できる

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