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JN-IPS4302TUHDRをレビュー

液晶を魔改造!43型4Kディスプレー×アーム、最高過ぎる禁断の組み合わせ

2023年07月15日 10時00分更新

文● ジサトライッペイ 編集●ASCII
提供: 株式会社JAPANNEXT

冴えわたるカメラマンのひらめき

 そして、ひたすらに牛タンを反芻して黙り込む僕に業を煮やしたのか、カメラマンさんがまさかの提案。

「裏返して使えばいーんじゃね?」

液晶を魔改造!43型4Kディスプレー×アーム、最高過ぎる禁断の組み合わせ

ブラケット固定パーツを裏返すと普通にネジどめできます

 そう、こういった時のド定番な解決方法、「マニュアルガン無視」組み立てです。ブラケット固定パーツをひっくり返せば、アームのVESAマウントはきっちりネジどめできます。そして、このあとディスプレー側に取り付ける固定パーツもひっくり返してしまえば、万事解決。

 懐かしい故郷の味とあまりにも辛い現実に、若干ホームシックにかかっていた僕には天啓にも等しいアイディアです。しかし、1点問題が。当然ながら、この方法はメーカーが想定していない使い方になるわけで。これでなにかあっても(例えば、ディスプレーの落下など)、自己責任になるわけで……。

 というわけでして、本稿をご覧の読者諸氏は決してマネしないでください。この方法で何らかの不幸が起こっても、僕及びアスキー編集部は一切責任を持てませんのでご注意を! ま、僕はこのまま進みますけどね! 時間もないし、早速ディスプレー側の固定パーツも付けちゃいましょう!

液晶を魔改造!43型4Kディスプレー×アーム、最高過ぎる禁断の組み合わせ

しかし、またもや問題発生

液晶を魔改造!43型4Kディスプレー×アーム、最高過ぎる禁断の組み合わせ

ネジと固定パーツの間にわずかな隙間があって、ぐらぐらするのです

 これはまいった。さすがに今回ばかりはゲームオーバーでしょう。200×200mmのVESAマウントって、サイズの規定はあってもネジの種類(幅と長さ)の規定ってないんですかね? CR-LAVESA200に付属するネジがなにひとつ合いません……。

 さて、どうしたものか。再び口の中に牛タンの豊潤なうまみが広がりかけたその時、再びカメラマンさんから天啓が降りてきました。

 「となりのホームセンターってネジも売ってないかな?」

液晶を魔改造!43型4Kディスプレー×アーム、最高過ぎる禁断の組み合わせ

まあ、ダッシュで買ってきましたよね。ちなみに、左がCR-LAVESA200に付属しているM6×16ネジ。長さが余り気味だったので、M6×15のネジでリトライです

液晶を魔改造!43型4Kディスプレー×アーム、最高過ぎる禁断の組み合わせ

今度はばっちり固定できました! ぐらつきもありません

 いやー、持つべきものは気長に付き合ってくれるカメラマンさんと、会社のとなりにあるホームセンターですね。僕のバカ企画は機材を快く貸し出してくださるメーカーさんはもちろん、関係各者、ひいてはご近所さんの力で成り立ってますよ。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 ちなみに、JN-IPS4302TUHDRのネジ穴はM6でしたが、VESAマウントのネジの種類は製品ごとに異なるので、メーカーサポートなどを利用して、事前に調べておくといいと思います。と、自戒を込めて記しておきますね。

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