週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

【写真家レビュー】お世辞抜きで欲しい「Pixel Fold」圧倒的に便利!

テーブルトップモードでYouTubeを再生。最近も通販のCMでよく見かけるポータブルDVDプレイヤーを思い出した。再生画面とそれ以外がセパレートされるのは本当に便利だ

折りたたみ最大の利点は「置ける」ということだった

 当たり前ではあるのだが、「テーブルトップモード」がいろいろと便利なことも発見だった。YouTubeはディスプレーの上半分、立てた側の全面に動画が表示される。置いた側の下半分には動画リストが表示されるが、上半分からは独立。再生したままリストをスクロールできるのだ。8月にはさらに最適化されたユーザーインターフェイスが提供される予定とのことで、どんな風になるのか気になる。

 インナーディスプレーの脇にもカメラが内蔵されているので、「テーブルトップモード」でビデオ通話やライブ配信も楽。また開いた状態でインナーディスプレーではなく、反対のアウターディスプレーと背面カメラをこちらに向ければ、高画質で自撮りやビデオ通話、ライブ配信ができる。これはGalaxy Z Fold4でもできるらしいが、折りたたみスマホの多様さを感じさせる。

このような状態で天体撮影も可能。ただし屋外では風で動いてしまう恐れがあるので、台座部分にテープで軽く止めるとか、ゴムのシートを挟むといった工夫が必要かもしれない

 フォトグラファー目線でいえば、折りたたみの開き方を工夫することで、三脚やスタンドが不要になる点に魅力を感じた。本機を置く場所があることが前提ではあるが、据え置きで動画を撮ったり、集合写真や夜景、星景を撮ることも簡単だ。

アウターディスプレーを使うテントモードでも撮影は可能。画面を頻繁に操作しなければならない撮影では、こちらの方法が楽といえる

 もちろん通常の撮影であれば、2つ折りを開くことなく、アウターディスプレーでこなすことができる。とはいえインナーディスプレーの大きな画面で撮影するほうが気持ちいいし、より正確なフレーミングができるのも確かだ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事