人数で勝てるはずが、規格外のガンプラを前に想定外の連続!?
そもそもガンプラなのに、パーツに鉄板3枚とビスが89本も入っているっ! しかも、全長1メートルを超えるわがままボディを支えるために、大きなプラパーツの裏側には、白物家電などでよく見かける強度維持用のリブがいくつもある! 鉄板はそれら大型プラパーツを歪みなく支持するために、骨組みに使うパーツだったりするんです。
そんな規格外のガンプラ製作は、終始ハチャメチャな体験の連続でした。
漫画家のミズグチさんは、ネジの多さに圧倒され、使うネジを間違えたあげく、4本固定のパーツを3本で固定してダンマリを決め込もうとするという手抜き業者っぷり。
もうひとりのカオスメンバーことシャクライさんは、あまりの作業の遅さに事実上の戦力外通告ともとれる「アンタは(本体ではなく腹部に収納される)ガンダム試作3号機ステイメンをのんびり組んでていいよ」との指示を受けたにも関わらず、最終的に腕の関節が左右逆というオリジナルガンダムを完成させていたり。(“ガンプラは自由だ!”なんだけどそういう自由ではない!)
群を抜いてガンプラ経験のあるオレでさえも、想像していなかったメタルプレートパーツの骨組みに動揺し、その周辺パーツの組む順番を間違えたあげく、その修正を敵であるバンダイチームに頼ってしまうという体たらく。
そんなワケで「HGUCデンドロビウム早作り対決!」は、2時間半で組み上げた2人組のバンダイチーム(外村さんと菊池さん)に軍配が! 俺たちカオスチームは4名にも関わらず、3時間25分もかかりました。惨敗!
大勢で一緒に作る模型タイムは至高!
バンダイさんとの勝負には負けましたが、それでも、大勢でワイワイいいながら巨大なガンプラを作った体験は、オレのなかで最高の模型作りの思い出として記憶されているんですよね~。
プラモデルって、フツーは家でひとりで組み立てることが多いホビーじゃないですか。でも、この体験以降、大勢でガンプラを組む企画を何回も提案したくらい、楽しいんですヨ!
そんなこんなで4人で仮組みしたHGUCデンドロビウムですが、帰りの車で「キッチリしたカタチにしよう」という話になり、後日、アスキーの会議室に集まり再び4人で作業開始!
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります