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キャンプでPCゲームや仕事もできる?試しにキャンプ練習場でゲーミングノートPCを使ってみた

2023年06月28日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトラハッチ
提供: マウスコンピューター

「G-Tune P6-I7G60BK-A」ってどんなゲーミングノートPCなの?

 キャンプでゲームを楽しむなら、1台でゲーム環境が整い、バッテリー駆動も可能なゲーミングノートPCが最適。さらに、ゲームパッドやヘッドセットまで用意すれば、より多くのゲームが楽しめる。

 ゲーミングノートPCは数多くあるが、「G-Tune P6-I7G60BK-A」のメリットは、高性能なCPUとGPUを搭載し、ゲームが快適に動作すること。特にCPUは14コア/20スレッドのCore™ i7-13700Hを搭載し、ゲームだけでなく、動画や写真編集といった趣味用途でも活躍してくれる。

ゲームが快適に動作する「G-Tune P6-I7G60BK-A」

 CPU性能がどのくらいなのか、ベンチマークソフトの「CINEBENCH R23」を使い簡単にチェックしてみよう。

CGレンダリング性能でCPU性能を測る「CINEBENCH R23」

 このベンチマークソフトは、CGレンダリングにかかる時間からCPU性能をスコア化。このスコアが高ければ高いほど、高性能なCPUとなる。

 結果は、全てのコア/スレッドを使用するMulti Coreが16406pts、1つだけ使用するSingle Coreが1925pts。CPUの冷却が難しいノートPCではMulti Coreのスコアが低くなりがちだが、しっかりと高スコアをマークしているのがうれしい。

 また、第13世代Coreプロセッサーということもあり、ゲームで重要とされるシングルスレッド性能、つまりSingle Coreのスコアが高いというのも見逃せないポイントだ。1925ptsというスコアはデスクトップPCと肩を並べるほど高く、それだけゲームも快適な動作が期待できる。

 GPUには、NVIDIAのGeForce RTX 4060 Laptopを搭載。こちらはミドルクラスのGPUとなり、高画質設定でもフルHD(1920×1080ドット)~WQHD(2560×1440ドット)で快適に遊べる実力をもつ。とくにGeForce RTX 40シリーズは、レイトレーシングなど高度な画面効果に強いこともあり、よりゲームに没頭できる。

 実際どのくらいの性能があるのか、こちらも定番ベンチマークでいくつか性能を見てみよう。

 まずは「3DMark」から。数多くのテストが用意されているが、中でも最も重たい「Speed Way」を試してみた結果がこちらだ。

「3DMark」から「Speed Way」

 これはDirectX 12 Ultimateに対応したテストで、レイトレーシングやグローバルイルミネーションといった新しい効果を多数使用したものとなる。スコアは2591と健闘。最新のゲームではレイトレーシングなどへの対応も多いだけに、これだけのスコアが出るのはうれしい。

 もうひとつ、DirectX 12世代のテストとして「Time Spy」の結果も見てみよう。

「3DMark」から「Time Spy」

 現在のゲームは、多くがDirectX 12を使用したものとなる。テストとしてはやや重ためのものとなるが、スコアは10730とかなり高く、多くのゲームが快適に動作するだけの実力があるのは明らかだ。

FF14ベンチは最高品質でも「非常に快適」評価!

 もう少し実ゲームに近いベンチマークソフトとして、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を試してみよう。これはDirectX 11を使用するMMORPGで、古めのゲームや軽量ゲームの目安になるものだ。また、重量級のテストとして、DirectX 12に対応したアクションRPGの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」も試してみた。

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」

 設定は、解像度をフルHD(1920×1080ドット)、画質をプリセットの最大としている。

 軽量級の「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」のスコアは21954で、評価は「非常に快適」。文字通りかなり余裕がある性能で、平均フレームレートでも150fpsを超えていた。

 さすがにノートPCだし、重量級の「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」を高品質設定で動かすのは厳しいかな……と思いきや、スコアは10108で、評価は「とても快適」。こちらも、間違いなくストレスなく遊べる性能だ。

 この強力なゲーミング性能は、高フレームレート表示に必須。フレームレートが高ければカクつくことなく滑らかに表示でき、よりゲームに没頭できるだろう。

 とくにフレームレートが大きく影響するジャンルが、FPSだ。FPSは相手よりも先に見つけ、行動し、倒す、というのが基本。表示がカクついてしまうと敵を見逃したり、エイムがずれるといったミスにつながるだけに、いかにフレームレートを上げられるかが重要だ。

 ただし、いくらフレームレートを上げたところで、表示できなければ意味がない。通常のディスプレーでは60Hzとなっており、1秒間に60コマ表示するのが限界。そのため、120Hz以上のゲーミングディスプレーを使っている場合と比べ、ほんのわずかとはいえ表示が遅れてしまう。

 「G-Tune P6-I7G60BK-A」はゲーミングノートPCというだけあって、この高リフレッシュレート表示に対応した液晶を採用。最大165Hzで表示できるため、わずかな動きも見逃さず、ゲームを有利に進められる。高いゲーミング性能があるからこそ、この高リフレッシュレート液晶が活きてくる。

最大165Hz表示に対応し、高フレームレートでの表示を実現

 使い勝手の面でいえば、インターフェースのチェックも忘れてはいけない部分。インターフェースは左右だけでなく背面にも装備されており、必要十分な量が確保されている。

 特に注目なのは、背面。ここにはミニDisplayPort、USB 3.1(10Gbps、Type-C)、HDMI、有線LAN(1Gbps)、電源が用意されており、どれもあまり頻繁に着脱しないものだ。サブディスプレーと合わせ、デスクトップPC替わりに使う場合などに活用することが多いだろう。

背面のインターフェースは、頻繁に着脱しないものが多い

 これに対し、よく使うものは左右に装備。左側にはUSB 2.0とヘッドホン、マイク端子。右側にはSDカードリーダー、USB 3.0(5Gbps、Type-A×2)と多くないものの、周辺機器を接続するのに十分な数がある。

左側のUSBはUSB 2.0となるため、マウスやゲームパッドなどの接続に向いている

右側にはSDカードリーダーを装備。デジカメからの写真取り込みなどに便利

 最近ではUSB Type-Cの機器も増えてきているため、欲を言えば左右のどちらかにUSB Type-Cが追加で欲しかったが、そこまで困らないだろう。

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