トレポンは「Training Weapon」の略で、SYSTEMA製の「SYSTEMA PTW」と「SYSTEMA INFINITY」のことを指します。坂崎ふれでぃ先生の「サバゲっぱなし」(小学館発行)の1巻92ページで主人公の木枯ニコお嬢様が「デリシャス! デリシャスよ!」と表現しており、サバゲーに復活した当初からいつかは撃ってみたいなーと思っていたのです。
そんななか、友達がトレポンを買いに行くのに同行して試射してみたら、数週間後には私の手にもトレポンが握られていました。不思議です。まー、毎年スマホを買い替えるのと散財度合いは同じですよね! 非常に気に入ってはおりますが、いくつかムムムと思うところもあるので、リアルな感想をお伝えいたします。
SYSTEMA INFINITYの撃ち味は非常に上質!
今回私はSYSTEMA INFINITYという新しい世代のトレポンを購入しました。これには小型ブラシレスモーター、ダブルセクターギア、ARM型CPU搭載基板がギアボックス内に搭載されています。
通常の電動ガンはモーターがグリップの中に入っているのですが、SYSTEMA INFINITYはギアボックス内に収まっているので、撃ったときにグリップ内から回転に伴う振動を感じません。また発射音が「ポッ」と独特で、音量自体も控えめ。撃ち味が非常に上質だなと感じています。
命中精度はよいですが……
安価な電動ガンでも同レベルにカスタムできます
トレポンの命中精度はよいです。特にMOVEさんが高い精度で組んだトレポンは、ホップアップも調整済み。最初からスーッと伸びるような素直な弾道で驚きました。
ただ私は、自分でも電動ガンをカスタムしていますが、最近の3万円台の電動ガンでもインナーバレルとパッキンを交換すればかなり近いレベルの弾道になるんですよね。初速を安定化させたショップカスタムのエアガンであれば、差はないと思います。
もちろん、SYSTEMA INFINITYはレシーバーの剛性、トリガーレスポンス、撃ち味なども含めた総合性能が非常に高いレベルです。しかし命中精度については、撃ち合いでの勝敗を左右するほどではないというのが正直な感想です。
トレポンは「フィーリング」という点で群を抜いた存在
清水の舞台から飛び降りて異世界に転生する勢いで購入したトレポンですが、いま一番常用しているエアガンになっています。実銃用を含め数多くのパーツを装着できるので、時間をかけてゆっくりと近代化カスタムを進めていきたいですね。
トレポンはサバゲーにおいて圧倒的に強い銃だとは考えていません。しかし「フィーリング」という点で群を抜いた存在だと思います。トレポン専門店でまずは試射してみてはいかがでしょうか?
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