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3Dプリンターがあるとエアガンのカスタムがはかどりまくりです

2023年05月19日 16時00分更新

エアガンのカスタマイズには
3Dプリンターが合う

 サバゲーを再開し、エアガンのカスタマイズを始めてから、急激に使用頻度が上がったのが「3Dプリンター」。最近では1~3万円台の3Dプリンターも販売されており、導入のハードルがグッと下がっています。エアガンをカスタマイズするなら非常にオススメのアイテムなんです。

筆者が使っているのは2019年4月に購入したSindoh「3DWOX1」。音が静かで気に入っているのですが、専用フィラメントがもうプレミア価格でしか手に入りません。いまはサードパーティー製フィラメントを使用しています

 3Dプリンターを本格的に活用している方々はご自身でデータを作っていますが、データ配布、販売サイトで「airsoft gun」で検索すれば多くの作品が表示されます。データ作成のノウハウがなくても、これらデータを利用するだけで十分楽しめますよ。

3Dプリンター用データ共有サイトのイチオシは「Thingiverse」(https://www.thingiverse.com/)。非営利であれば基本的に無料で利用可能です

「Yeggi」(https://www.yeggi.com/)は3Dプリンター用データ共有サイトを横断検索できるサイト。「すべて」「無料」「有料」などでフィルタリングできます

 3Dプリンター用データ共有サイトの多くは海外で運営されていますが、日本のエアガン用パーツも多く配布されています。たとえば「Yeggi」で「mk23」と検索すると、「for mk23 SOCOM TM」という名前のデータがいくつかヒットします。「TM」は「東京マルイ」の略語。つまり、東京マルイ製固定スライドガスガン「ソーコム Mk23」用のパーツということになります。

「for mk23 SOCOM TM」と書かれていても、実際の取り付けには加工が必要なこともあります。ハンドグラインダーなどの電動切削工具があるとラクです

 最近筆者が利用させていただいたのが、「Fore Grip and Stock Adapter for USP(electric) Tokyo MARUI」。keizi666さんが製作されたデータで、東京マルイ製電動ハンドガン「H&K USP」にコンパクトにストック、フォアグリップを装着可能です。このような素晴らしいパーツのデータを無料で公開されているkeizi666さんに大感謝です。

データはココ(https://www.thingiverse.com/thing:2954363)から入手可能。なおこのデータは10歳以上、電動ガン「ELEX 9」からストックを移植する必要がありますが、keizi666さんは単体で組み立てられるコンバージョンキットも製作されています

Sindoh「3DWOX1」用には「3DWOX Desktop」というアプリが用意。更新が2022年6月で止まっているので、今後どのぐらい使い続けられるのかちょっと不安です

「3DWOX1」は2019年に販売されていた3Dプリンターなので、このぐらいのデータだと印刷は7時間超え。もっと高速かつ高品質な3Dプリンターがほしいですねえ

一度黄色のフィラメントで印刷しましたが、黒色のフィラメントで印刷し直しました。ネジ、ナットは別途用意しています

ライトを付けたいのでフォアグリップは使わずに、ストックアダプターだけ使用させていただきました

ストックは軽く、コンパクトに折りたためるのでハンドガンスタイルでは取り回ししやすいです

 いまはCADソフトを持っていないので自分でデータを作れませんが、今後はしっかり勉強してオリジナルパーツを作りたいと考えています。完全オリジナルパーツを作れれば、カスタムエアガンへの愛着も増しますので、皆さんもぜひ挑戦してみてください。

筆者紹介――ジャイアン鈴木
 EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始した。

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