週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

HubSpot Japan、「マーケティング組織が抱える課題」の意識調査 日本のマーケティング組織の環境は「逆風」

2023年05月23日 12時45分更新

 HubSpot Japanは5月23日、日本のマーケティング組織で働くビジネスパーソン計732名を対象に4月21日~4月28日にオンラインで実施した「マーケティング組織が抱える課題」についての意識調査の結果を発表した。

 本調査では、マーケティング部門の課題や予算の増減、見込み客の変化などを質問しており、マーケティング従事者がここ1年で感じている様々な変化がうかがえる結果となった。

 具体的には1つ目として、広告費の高騰、予算削減、見込み客の購買姿勢など日本のマーケティング組織を取り巻く環境への変化は「逆風」ということが判明。

 調査対象となったマーケティング従事者のうち、「広告費の高騰」に課題を感じている回答者は62.3%にのぼった。また、広告費の高騰にともない「広告以外のチャネルでのリード創出に迫られている」ことが課題だと回答した人は全体の57.0%、また「プライバシー規制により顧客のターゲティングが難しくなっている」ことが課題あると回答した人は全体の65.7%だった。

 2つ目としてChatGPTなどのジェネレーティブAIの新しい技術には期待と不安が混在することが明らかに。

 回答者の91.2%が「マーケティング施策の効果を高めるためにAIなど新しいテクノロジーの情報収集や活用が必要である」と回答している一方、「AIなどの新しいテクノロジーにマーケティングのプランが追いつかない」ことを回答者の62.6%が課題に感じており、「AIなどの最新のテクノロジーを活用することへの漠然とした不安がある」と答えた回答者は55.5%と半数を超えた結果となった。

 3つ目としてマーケティング組織には一層高い費用対効果(ROI)が問われているが、その鍵となる「効果測定」や「顧客理解」には課題があるということが判明。

 上述のような外部環境およびマーケティング組織自体の変化にともない、回答者全体の73.1%が「過去1年で目標達成の難易度が上がった」と回答。また、全体の67%が「過去1年で社内でマーケティング施策のROIを厳しく問われるようになった」と回答している。

 「日本のマーケティング組織が抱える課題」についての全文はこちらも参照のこと。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう