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ドローン搭載型赤外線カメラで上空からガス漏れを可視化、アイ・アール・システムが実証実験

2023年04月27日 18時15分更新

 アイ・アール・システムは4月27日、INPEX、mmガードらと共に、2月にドローン搭載型のガス検知用カメラ「OGI640」によるメタンガス検知の実証試験を行なったことを発表した。

 OGI640は、メタンやプロパンなどの無色透明な可燃性ガスを可視化できるカメラで、安全対策として大きな効果が期待できるという。

 本実証では、埼玉県某所のINPEX保有設備にて、用意したガスボンベから低濃度のメタンガス(爆発や引火が起きず、人体に影響がない低濃度)を放出し、OGI640を搭載したドローンを飛行させ上空からメタンガスを撮影した。強風や低気温といった悪条件の中でもメタンガスを可視化することに成功し、実用化に向けて価値ある成果を挙げたという。

 同社は、今回の試験で確認された課題についてさらに議論を重ねていくことで、ドローンによる上空からのガス漏洩監視の実現を目指すとしている。

左図:「OGI640」で撮影したメタンガスの様子 右図:画像処理にてガスを強調した様子

左図:DJI製Matrice300 RTKに「OGI640」を搭載 右図:「OGI640」本体

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