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■深海にはどんな生き物がいるの? 「深海リウム」の個性的な生き物たち
※過去の連載記事はこちら:横浜・八景島シーパラダイスの飼育員生きもの日記
みなさん、こんにちは!
横浜・八景島シーパラダイスの飼育員がお届けする「生きもの日記」。
第25回は「アクアミュージアム」で魚類飼育を担当する村山早紀がお伝えします。
今回ご紹介するのは、オープン時からシーパラを見守り続けている「アオウミガメ」です。
アオウミガメは、ワニやトカゲ、ヘビなど爬虫類の仲間です。
祖先は2億年以上も前に誕生し、中生代やジュラ紀、白亜紀にも海を泳ぎまわっていたと考えられています。現生のウミガメは、アオウミガメ、アカウミガメ、タイマイ、ヒメウミガメ、ケンプウミガメ、オサガメの7種に分けられています。
その中で、私の主観になりますが、アオウミガメが一番の美人(美亀?)です。
実際にアオウミガメは、ウミガメ類の中で相対的に頭が小さく、甲羅のキメがこまやかです。
さて、そんなアオウミガメの美亀の秘訣は野菜中心の食生活。自然界では、幼体の頃は雑食性でなんでも食べますが、成体になると海藻や海草を主食とします。
ただし、水族館で海藻や海草を毎日十分な量を確保するのは難しいため、代わりにキャベツやレタスなどの野菜をあげています。
飼育員が、水槽付近に現れるとアオウミガメたちが近くに集まってきます。
水面より上の様子も見ているんだな、ということが分かります。
モテモテ気分を味わうことができますが、エサをあげると飼育員のことなどもう目に入りません。エサに向かってまっしぐら。
エサの時間以外は、ひなたぼっこや朝寝、昼寝など、基本的にはのんびりと過ごしています。
アオウミガメが見られるのは、アクアミュージアム4階「LABO10」。
水槽の上からアオウミガメを眺めることも、アクリル越しに水中を見ることもできます。
今年で開業30周年を迎える横浜・八景島シーパラダイス!
これからもシーパラを見守ってほしいです。
横浜・八景島シーパラダイス
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