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KDDI、ソフトバンク網を用いた保険的な「副回線サービス」開始 月390円でau/UQユーザーが契約可

2023年03月27日 14時25分更新

 KDDIは、au/UQ mobileのユーザー向けに、ソフトバンク回線を用いたオプションサービス「副回線サービス」を3月29日に提供開始すると発表した。個人向けサービスの月額基本料は429円。

障害時の保険的な存在として提供される「副回線サービス」。まずはKDDIから発表

月429円のバックアップ回線をオンラインで申し込み
eSIMでも提供され、データ通信は最大300kbpsで月500MBまで

 「副回線サービス」は2月にKDDIとソフトバンクから存在が公表されていたもので、通信障害や災害といった非常時向けの保険的な存在として提供されるもの。iPhoneをはじめとするデュアルSIM端末に差し込んでおくことで、メイン回線(au回線)のトラブルでデータ通信や通話ができなくなっても、ユーザーが手動でSIMを切り替えることで通信が可能になる。

2月の決算説明会時に公表されていた

 基本的にバックアップ回線としての提供なので、データ通信は最大300Kbpsで月500MB(超過時は最大128kbpsに制限)と、メールやSNSを使った最低限の連絡や決済サービスの利用などに限られる。通話料は通常と同じ30秒あたり22円で、かけ放題オプションや家族割などの利用は不可。

 申し込みはオンラインでのみの受付(auショップなどでは不可)。電話番号は主回線とは別のものが新たに発行される。SIMはeSIMまたは物理SIMから選択可能。主回線1回線あたりの1回線までという制限もある。

 法人向けにも「副回線サービス」は提供される。こちらはeSIMのみで、月額基本料は550円。最大1Mbpsで月1GBのデータ通信が利用可能。

 

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