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Core i7-13700KとRTX 4080のハイエンドパーツ構成

ホグワーツ・レガシーを4K ULTRA画質でも平均90fps弱で快適にプレーするPCを自作する

2023年03月13日 11時00分更新

文● 石川ひさよし 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

ホグワーツ・レガシーは4K ULTRA設定でも平均90fps弱に!

 それでは本題のホグワーツ・レガシーの計測に移ろう。今回は4K ULTRA仕様を目指したわけだが、4KはよいとしてULTRA画質とはなんぞや、という点にまず触れておこう。ホグワーツ・レガシーの画質プリセットは、自動的に適用される「推奨」のほかに「低」「中」「高」「最高」があり、ウルトラというのは用意されていない。ウルトラ画質というからにはここの設定は「最高」を選んだ。また、これと連動しないところでレイトレーシング設定がある。「レイトレーシング反射」「レイトレーシングシャドウ」「レイトレーシングによるアンビエントオクルーション」という項目があり、それぞれデフォルトではオフとなっていたが、ウルトラ画質というからにはオンでいこう。また、その下に「レイトレーシング画質」というプルダウンがあり、ここも「低」「中」「高」「最高」が用意されている。ここも「最高」とするのがウルトラ画質にはふさわしいだろう。

 ひとつ悩ましいのがDLSSに関する設定だ。DLSSは実際の解像度よりも少し低解像度でレンダリングを行ない、それを高画質化技術によって実際の解像度までアップスケーリングするものだ。厳密にいえばDLSSオフのほうがわずかに高画質といえるかもしれないが、現状、映像として見るかぎりほとんど区別がつかないまでにDLSSの技術は向上している。今回はDLSSオンとして計測した。

 こうした4K ULTRA仕様だが、4K(3840×2160ドット)のほかに、2560×1440ドット、1920×1080ドットといった一般的な解像度でも計測した。計測を行なったのはプレイスタートから「ホグワーツへの道」「ホグワーツへようこそ」をクリアしたあとのシーン。中庭に出られるようになるので、そこを1分間周回することとした。全体的なグラフィックス負荷はそこまで高くないと思われるが、池の水の反射や屋内外の行き来でレイトレーシングが用いられる。それなりにMOBも登場するシーンである。

 ではまず1920×1080ドット。平均は168.5fpsでP1(99パーセンタイル)が108.9fpsだった。このくらい高いフレームレートが出ていれば、今回用いたOptix MPG321UR-QDのようなゲーミングディスプレイとの組み合わせでなめらかな映像が楽しめる。続いて2560×1440ドット。平均は143.3fpsでP1が96fpsという結果で、フルHD時と比べれば低下するがまだまだ余裕といえる。最後に3840×2160ドット。平均は87.5fpsでP1が64.3fpsだった。平均100fpsを割り込んだものの依然、十分なフレームレートが得られている。さらにポイントとなるがP1の数値だ。ホグワーツ・レガシーは60fps得られると快適といえるが、1分間の計測における99%のシーンで60fps超を得ていたことになる。一般的な60Hzのディスプレイでもほとんどカクつくことがないといえる。また、Optix MPG321UR-QDのようにG-SYNCに対応するディスプレイであれば、ごくまれに60fpsを割り込んだようなシーンでもテアリングのないスムーズな映像となり、違和感を覚えることなくプレイできる。

予算はかかるが最高のプレー環境を手に入れたい

 今回は注目最新タイトルのホグワーツ・レガシーを4K ULTRA画質で楽しめるPC作例を組んでみた。ハードウェア要求はかなり高く、今回のパーツ構成もハイエンド・ゲーミングPCだ。

 予算規模も40万円強になるだろうか。もちろんその中心はビデオカード。ここに予算を集中投入するためにほかのパーツはある程度コスパのよいものを選んでいる。その選び方、考え方については各パーツで紹介したとおりだ。もちろん、ゲーミングPCであるからには見た目も重視、信頼性も重視する必要があるが、そこはMSIのゲーミングモデル中心の選択なので太鼓判を押したい。今回の作例が、ホグワーツ・レガシーの快適なプレイの参考になれば幸いだ。

ホグワーツ・レガシーを4K ULTRA画質で楽しめる本体パーツ例
CPU Intel Core i7-13700K 5万9000円
マザーボード MSI MAG B760 TOMAHAWK WIFI 3万6000円
メモリ Crucial 32GB Kit(2x16GB) DDR5-5200 UDIMM(CT2K16G52C42U5) 2万4000円
ビデオカード MSI GeForce RTX 4080 16GB GAMING X TRIO 20万3000円
ストレージ Seagate FireCuda 530 SSD 1TB(ZP1000GM3A013) 1万9000円
CPUクーラー MSI MEG CORELIQUID S360 3万6000円
電源 MSI MPG A850G PCIE5 2万4000円
ケース MSI MPG VELOX 100P AIRFLOW 1万5000円
合計 ※OS含まず 41万6000円前後

MSI MAG B760 TOMAHAWK WIFI詳細ページ
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MSIサイト

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