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キャッシュレス決済時代に「小さい財布」を懲りずに衝動買い

2023年02月17日 12時00分更新

小さい財布に収納しづらいのは自宅のカギ。しばらくは別々に2つ持つことに……

残った課題は「自宅のカギ」の収納場所

 ひとつ困ったことは、従来はコインケースの外側にぶら下がっていた自宅のカギの収納場所が、見つからないことだ。最初は、家のカギだけを今は使っていない一番外側のクレカ収納部に入れようと考えた。しかし、うっかりカギを落とす不安もあり、しばらくは以前使っていた500円硬貨を2枚収納できるキーホルダーに取り付けて、「小さい財布」と合わせて2つを持つことに決めた。また2つだ。

 小さい財布の収納力には満足しているが、今は何より小さな財布の実測40mm近くある厚さが、携帯時に不細工で面倒だ。内部に収納するクレジットカードの枚数を1枚に減らしても、8枚入る構造に作られているので1枚にしても、思い切り抑え込まない限り実測の厚さは大差ない。

「小さい財布」の最大の問題点は、フットプリントを小さく見せるために山折り谷折りで3段積みのお重のようになって、総厚さ(高さ)が40mmにもなる。ネット上の商品写真も、側面からの写真はあまり見当たらない

 自分史的には、キャッシュレスワールドに突入して丸3年少々。加盟店の数は全国的には大型フランチャイズ店などの増加があるので、小規模店舗の脱会は埋もれてしまっている感がある。実際に手数料無料期間が終了した今では、下町に住む筆者の大好きなお店はPayPayなどの取扱いを止め、キャッシュオンリーに戻るお店が続出しているのが現実だ。

 そのため個人的には、キャッシュレス決済の機会は縮小気味だ。一方、Visaのタッチ決済系機能をスマホにも導入したが、支払える上限はせいぜい1万5000円程度。本来の目的が少額の2次元コード決済の対抗策なので、止むを得ないのだろう。今となっては、レガシーでコンパクトじゃないクレジットカードを持ち歩かなくても良い時代に、一刻も早くなって欲しい。

 幸い、現在の筆者には昭和なブランド長財布からキャッシュレス決済時代に向けて開発された、多くのマイクロからミニ、キーホルダータイプの小銭入れまで6種類の財布が揃ってしまった。そのためキャッシュレス決済環境の変化に応じて、最適に近い持ち歩き財布の組み合わせ、バリエーションは可能だ。

昭和のブランド長財布からマイクロ、ミニ財布まで6種類もそろってるとキャッシュレス決済のワールドがどこに向かっていっても、組み合わせで十分に大丈夫そうだ

 愚痴はこぼさず衝動買い精神を生かして、まずは小さい財布の厚さ40mmと自宅キーの収納場所問題を解決すべく、新しい財布を探しにいこう。キャッシュレス決済の時代になって一番儲かったのは、常に予想が外れ揺れ動く不安定な時代に様々な提案のできる財布屋さんなのかもしれない。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:DaysArt「小さい財布」
・購入:Amazon.co.jp
・価格:5900円

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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