サントリー食品インターナショナルはミネラルinウォーターキャップ「minel」（ミネル）をEC限定で販売。現在抽選受付中。サントリーが独自開発した“植物ミネラルエキス”を、水道水などに加えられる商品。
サントリー食品インターナショナルは2月9日、ミネラルinウォーターキャップ「minel」（ミネル）をEC限定で販売すると発表しました。同日より専用ECサイトで抽選販売を受付開始。
ミネルは、サントリーが独自開発した“植物ミネラルエキス”を、水道水などに加えられる商品。家庭の水を「まろやかな味わいの新たなおいしさの水に変えることが出来る」とうたいます。
手のひらサイズの“ミネルキャップ”に植物ミネラルエキスが入っており、約1.5L容量の専用ボトルに飲用水を入れた状態でキャップを装着してひねると、植物ミネラルエキスがプシュッと爽快な音とともに噴射される仕組み。
初回限定の「minelスターターセット（キャップ6個セット、専用ボトル1本）」は1380円、「minelキャップ6個セット」1080円、「minel専用ボトル（約1.5L）」300円。
キャップを装着するとミネラルがシュワッと
自由研究でペットボトルのキャップを利用して人形を作ったかのようなフォルム
▲ココヤシのヤシ殻活性炭がカリウムを主としてミネラルを豊富に含有することに注目。ヤシ殻活性炭から、サントリーの独自技術で抽出したミネラルエキスを詰め込んだ。塩素臭の低減を目的に微粉砕竹炭等も配合。
実際にミネルを使用した水を飲んでみた。たしかに、口当たりまろやかで、ややとろみがあるようにも感じました。いつもの水道水とはひと味違う
▲ミネルで作る水のカリウムは専用ボトル1本分あたりで約140mg。さらに、4大ミネラルであるナトリウム、マグネシウム、カルシウムが適度なバランスになることから、飲用水を弱アルカリ性ならではのまろやかな口当たりと味わいに変えるとしている。
片手で簡単につまめます
▲キャップ1個当たりに2mlの植物ミネラルエキスが入っている。1回（1.5L）で使い切り。ボトルは専用ボトル（約1.5L容量）。スターターキットに同梱されており、洗って繰り返し使える。
ふつうのキャップのようにボトルに装着して使用
▲専用ボトルの線まで水を注いでから、ミネルキャップを3～4回振って回し付ける。ひねることで中に入った植物ミネラルエキスがシュワッと噴射される。米Vessl社と共同実用化した新キャップを採用。
ミネルという家庭のお水にミネラルを足せる新アイテムを見てきました pic.twitter.com/ZIFP3wZ6BN
— ナベコ🍶 (@wagomunabe) February 15, 2023
EC販売からスタートして徐々に市場を育てる
発表同日に開催された発表会では、ミネルのメリットとして“コンパクト”な点だと説明。たしかに、ペットボトルをストックしたりするとどうしても場所をとってしまうところ、ミネルであれば、キャップサイズなので場所を取りません。水の買い物が重くて苦労したという経験がある人も多くいると思いますが、ミネルならばそのような負担もなくスマートです。
「小さな発明なのですが、水の新しい選択肢ということで、新たな水の、日々の生活での楽しみ方につながる、小さな発明ながら大きな一歩だと思っています」と、齋藤和弘社長
気になるのは価格。1.5L用のキャップ6個セット、つまり9L分が1080円と一般的な天然水の製品と比較して高価と言えましょう。どうやら、一般の市場に売り出す時期は明確には未定で、当初は専用ECでの限定販売のみ。まずは、テスト的な小規模販売をしながら市場調査をしていくようです。
発表会に登壇したサントリー食品インターナショナル代表取締役社長の齋藤和弘氏は「お客さんと直接つながりフィードバックをいただくことで、嗜好の変化をとらえ、利便性のさらなる向上を考えながら、大きな市場へと育てていきたい」と、意気込みを語っていました。
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