2月8日、秋葉原にある小型PCの専門店「ハイビーム」にて、One-Netbook社の最新ゲーム機型PC「ONEXPLAYER 2」のお披露目会が実施された。本機は従来のコントローラーが固定で付属する製品と異なり、コントローラー部分が着脱可能になっている。CPUはAMD「Ryzen 7 6800U」を採用している。
「ONEXPLAYER 2」の主なスペック | |
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ディスプレー | 8.4型(2560×1600ドット) |
CPU | AMD「Ryzen 7 6800U」 (8コア/16スレッド、最大4.7GHz) |
内蔵GPU | AMD「Radeon 680M」 |
メモリー | 16GBまたは32GB(DDR5-6400) |
ストレージ | 1TBまたは2TB SSD(NVMe) |
無線機能 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB4、USB Type-A、マイクロSDカードスロット、イヤホンジャック |
バッテリー容量 | 17100mAh(最大10時間駆動) |
重量 | 859g |
OS | Windows 11 Home |
本機はコントローラーを付けたポータブルモード、着脱式のキーボードを取り付けたノートPC(UMPC)モード、大型ディスプレーに接続して使うデスクトップモード、タブレットモード、ワイヤレスリモートコントローラーモードの5 in 1で使えると謳っている。カラバリはスノーホワイトとミッドナイトブラックの2種類。
2月9日の11時より予約が開始され、3月31日に発売予定。予約価格は10%オフ、さらに2月20日までの先行予約キャンペーンで専用ケースにキーボードがプレゼントで付いてくる。価格はメモリー16GB、1TB SSDのモデルで16万6000円のところ、予約限定価格が14万9400円。メモリー32GB、2TB SSDが19万9800円のところ、予約限定価格が17万8200円となっている。
ディスプレーサイズと解像度は、8.4型(2560×1600ドット)の2.5Kと従来のONEXPLAYERから変わっていない。しかしながら、ONEXPLAYER 2は本製品用に開発された12mm×27mmのHARMAN認定された大型スピーカーを内蔵。小型ゲーム機型ではあるものの、サウンド面も強化されている。
ジョイスティックは、自社開発のアルゴリズムで調整したAlps社製。従来のものよりも大幅に性能を向上させ、デッドゾーンの減少や高精度な動作を実現しているという。
従来機にも備わっていた、PC設定をカスタマイズできる独自の「GAME CENTER」も搭載。フルスクリーン・スクリーンショットが行なえるコンビネーションキーや、キーボードモードとマウスモードの切り替えが可能なボタン、Xbox Game Barのオン/オフボタンなども備える。
また、新たに設計したヒートシンクと大型ファンの採用により、より静かで高い冷却性を実現しているとのこと。
バッテリー容量も17100mAhと、従来機よりも大容量化。PCMarkのバッテリーベンチで9時間5分の結果を得ており、5時間以上のゲームプレイが可能としている。
従来のONEXPLAYERにも別売りでマグネットで接続するキーボードが用意されていたが、従来機はコントローラーが固定のため、ノートPCのように使う際もコントローラーがあり、それがやや煩わしいこともあった。しかし、本機はコントローラーの取り外しが可能なため、タブレットタイプの2 in 1と同じ感覚で利用できる。
もちろん、コントローラーを外して手に持って、タブレットとして使うことも可能。4096段階の筆圧感知もあり、Surface対応スタライスペンも使える。
重量はタブレット部が約709g、コントローラーが約139g、キーボードが150g。コントローラーはワイヤレスジョイっスティックコネクターに取り付けて、本体に接続せずに使える一対のコントローラーとして、PCと離れた場所からの操作もできるようになっている。
映像出力はUSB4で行ない、大画面でのゲームプレイも可能。USBハブやBluetooth接続のキーボードやマウスも接続すれば、大画面ディスプレーを使ったデスクトップPCとしても活用できる。
インターフェースは本体の上部に集約。底面には充電用のUSB Type-Cポートがある。
コントローラーは本体の溝にスライドさせて取り付ける。こういった基本形状は、Nintendo Switchに近い。
コントローラーを外してタブレットとして使う場合は、縦持ちでも使いやすい。8.4型と比較的大きめなので、スマホよりも電子書籍なども読みやすいだろう。
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