じつは「友だち以外からのフォロー」もできてしまう
LINE版TikTok!?「LINE VOOM」のおすすめ子ども向け設定を覚えておこう
LINEのショート動画プラットフォーム「LINE VOOM」使ってますか?
LINE VOOMをご存知だろうか。2021年11月、LINEアプリに追加されたショート動画が楽しめる動画プラットフォームのことだ。
タイムラインに替わって追加された機能であり、ホームの最下段中央をタップするとTikTokのような画面があらわれる。「おすすめ」と「フォロー中」を切り替えながら、ショート動画を楽しめる。あなたのお子さんも利用しているのでは。
ただし、『LINEはGoogleなどの検索対象ではないし、友だち以外と交流できないから安心』と思っている親御さんたちは、注意が必要だ。
このLINE VOOMは、LINEの友だちとは独立した場であり、フォローでつながるプラットフォームと言える。オープンチャットも興味・関心などで友だち以外と交流できるが、LINE VOOMはショート動画という敷居の低さから低年齢の子どもでも交流が広がりやすくなっているのだ。
実際、初期設定では友だち以外からのフォローもできるようになっている。そのため、知らない人との交流を促進する可能性があるため、心配な場合は設定を見直す必要があるのだ。
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LINE VOOMで交流を「広げない」設定を解説
LINE VOOM自体を非表示にしたり、制限したりすることはできない。気になる場合は、子どものLINEの設定を変更しよう。
右上の歯車マーク→「LINE VOOM」→「LINE VOOM通知」をオフにすると、子どもがLINE VOOMを見る機会が減らせるだろう。
同様に「新しい友だちに自動公開」もオフ。オンにしたままだと、新たに追加した友だちは、投稿の公開リストに自動的に設定されてしまう。
「フォロー設定」→「フォローを許可」および「フォロー情報を公開」をオフで、友だち以外のユーザーがフォローしたり、他のユーザーがフォロワーとフォロー中のユーザーを見たりできなくなる。
「気づいたら子どもがLINE VOOMに投稿していて焦った」という声を複数聞いている。低年齢の子どもはLINEで過ごす時間が長く、興味を持って様々な機能を利用する傾向にある。
上記の設定で制限は可能だが、設定自体は子どもでも変えることができてしまうので、設定変更だけで安心せず、話し合ったり見守ったりすることも大切だろう。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
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