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【先行レビュー】中身が激変、大きく進化したHomePod(第2世代)

大きく進化したHomePod(第2世代)とApple TV 4K

 アップルのスマートスピーカー、HomePodが第2世代となって再登場した。変わらない外見とうらはらに、音質は大きく進化。さすが、AirPods Pro(第2世代)を作ったメーカーが世に送り出したスマートスピーカーだと唸らせられる出来映えになっている。初代モデルは、ぜひ2台揃えてステレオペアで使いたい製品だったが、本機は1台でもステレオ感が強くなっている。温度/湿度センサーも備え、スマートホームのハブとしてお勧めできる製品になっている。

初代モデルは2年前に終売……からの復活!

 初代モデルの音質をご存知の方は、どのくらいいらっしゃるのだろうか? 初代モデルはUSで5年前、2018年2月に349ドルで発売されたが(その後、299ドルに値下げされた)、日本導入は1年半ほど遅れて2019年8月に3万2800円であった。1万円を切るGoogle HomeやAlexaなどに遅れての登場となったので、当時は「高価なスマートスピーカー」と認識されて、あまり多くの人に受け入れられなかったように思う。

 実際には、Siriを利用した音声アシスタントとしての機能に加えて、オーディオとしても高い機能を持っており、登場タイミングとマーケティングがちょっとマズかったのではないかと思っている。

 筆者は、USで発売時に現地で購入して使っているが、iPhoneなどのアップル製品を使っている人にとっては非常に便利なスマートスピーカーだと思っている。しかし、スタートでのマーケティングの失敗が響いたのか、2年前、2021年3月に終売となってしまった。

カタチが変わらない時こそ、中身が激変している

 その後、2年間も音沙汰なしだったので、もうHomePodは終わった製品なのかと思っていたら、2023年1月18日に、突然発売が発表された。発売日は2月3日。価格は299ドルとUSではリーズナブルだが、日本では4万4800円と従来モデルより値上がりしてしまった。

HomePod(第2世代)色は、ホワイトとミッドナイト。美しいデザインだが、タッチパッド部分にも、メッシュ部分にもホコリが溜まりやすいのは難

 発表された外見は、従来モデルとほぼ同じ。しかし、アップル製品の場合、外見が変わらない時の方が内容が激変していることがある。実際、今回もそうだった。詳しくは後述するが、完全に別製品かと思えるほど音質などは変化しているのだ。

 思えば、アップルはアップルミュージックという音楽サービスを提供しており、AirPods Maxや、AirPods Proという素晴らしいオーディオ製品を販売しているのだ。その技術を使えば、スマートスピーカーだって大きく進化させることができるのは当然のことかもしれない。

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