週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Apple、クラウドデータの保護を強化する新たなセキュリティー機能を発表

2023年01月12日 19時40分更新

 Appleは、クラウド内のデータに対する脅威からの保護に焦点を当てた高度なセキュリティー機能である、「iMessage Contact Key Verification」「Security Keys for Apple ID」「Advanced Data Protection for iCloud」の3つを発表した。

iMessage Contact Key Verification

 iMassageやFaceTimeは、提供開始時からエンドツーエンドの暗号化を使用し、プライバシーを保護してきた。

 iMessage Contact Key Verificationの実装により、ジャーナリストや政府関係者など、特に多くのデジタル脅威に晒されているユーザーは、自分が意図した相手とのみメッセージをやり取りしていることをより強く確認できるようになった。

Security Keys

 Appleは2015年、Apple IDに2段階認証を導入し、95%以上のアカウントが使用している。Security Keysは、他社製のハードウェアセキュリティーキーを認証要素の1つにすることにより、保護をより強固なものにできる。

 この機能は、著名人、ジャーナリスト、政府関係者など、世間から注目され、オンラインアカウントへの攻撃のリスクがあるユーザー向けに設計された。

Advanced Data Protection for iCloud

 iCloudはデフォルトでパスワードやヘルスケアデータなど、気密性の高い14項目のデータをエンドツーエンドの暗号化により保護している。

 Advanced Data Protectionを有効にしたユーザーは、保護されるデータカテゴリーが23項目に増える。iCloudバックアップ、メモ、写真などが対象。データは、iCloudメール、連絡先、カレンダーのみとなる。

 保護されない主要なデータはiCloudメール、連絡先、カレンダーのみとなる。これは、グローバルなメール、連絡先、カレンダーシステムと相互運用する必要があるためだ。

 リリース全文はこちら

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう