ノート向けのHX/H/P/Uシリーズにデスクトップ向けKなしモデル、エントリー向けモデルも
第13世代Core、ノート/デスクトップPC向けに新たに40種類以上発表
デスクトップPC向けラインアップも大幅拡充
次はデスクトップPC向け第13世代インテルCoreプロセッサーの新製品について。2022年10月に、Core i9-13900K、Core i9-13900KF、Core i7-13700K、Core i7-13700KF、Core i5-13600K、Core i5-13600KFの6製品が発売された。これらは型番にKが付く倍率ロックフリーのモデル。今回発表されたのは、MTPを抑えたKのつかないモデルとなる。
ラインアップは、Core i9-13900(24コア/32スレッド、最大5.6GHz)、Core i9-13900F(24コア/32スレッド、最大5.6GHz)、Core i7-13700(16コア/24スレッド、最大5.2GHz)、Core i7-13700F(16コア/24スレッド、最大5.2GHz)、Core i5-13600(14コア/20スレッド、最大5GHz)、Core i5-13500(14コア/20スレッド、最大4.8GHz)、Core i5-13400(10コア/16スレッド、最大4.6GHz)、Core i5-13400F(10コア/16スレッド、最大4.6GHz)、Core i3-13100(4コア/8スレッド、最大4.5GHz)、Core i3-13100F(4コア/8スレッド、最大4.5GHz)。
また、型番末尾にTが付く省電力モデルも発表されている。T付きのラインアップは、Core i9-13900T(24コア/32スレッド、最大5.3GHz)、Core i7-13700T(16コア/24スレッド、最大4.9GHz)、Core i5-13600(14コア/20スレッド、最大4.8GHz)、Core i5-13500T(14コア/20スレッド、最大4.6GHz)、Core i5-13400T(10コア/16スレッド、最大4.4GHz)、Core i3-13100T(4コア/8スレッド、最大4.2GHz)。
今回、第13世代CoreのKなしモデルにおいて注目すべきは、Core i5にEコアが搭載された点だろう。第12世代Core以降、性能重視のPコアと電力効率重視のEコアという2種類のコアを採用した設計が特徴となっていたが、第12世代ではKなしモデルのCore i5にEコアは搭載されていなかった。
しかし今回、第13世代のCore i5にはKなしモデルでもEコアが搭載され、コア数が一気に増加した。これによるコストパフォーマンスの変化が気になるところだ。
なお、第13世代CoreのKなしモデルの性能については、加藤勝明氏によるレビューをASCII.jpで掲載しているため、ぜひそちらも参照してみてほしい。
エントリー向けのシリーズが新たにブランディング
また今回、新たにインテル Nシリーズの4製品も加わった。もともとこのクラスは、インテル Pentium Silver プロセッサーなどが担っていたエントリー向けのライン。主に教育などの用途においての使用を想定しているという。
このシリーズは、前述したPコア/Eコアの2種類のコアのうち、Eコアのみを搭載したCPUとなる。Gracemontアーキテクチャーを採用した電力効率の高いEコアを使用することで、Windows PCだけでなく、ChromeOSを使用したPCにも採用が見込まれる。
ラインアップは、Core i3-N305(8コア/8スレッド、最大3.8Ghz)、Core i3-N300(8コア/8スレッド、最大3.8GHz)、Intel Processor N200(4コア/4スレッド、最大3.7GHz)、Intel Processor N100(4コア/4スレッド、最大3.7GHz)の4種類。今回、このクラスでは初めてCore i3 Nシリーズとしてブランディングされた。
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