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グレープシティ、スイート製品「ComponentOne(コンポーネントワン)」の新バージョン「2022J v3」をリリース

2022年12月21日 15時00分更新

 グレープシティは12月21日、業務アプリケーション開発に便利なデスクトップ/ウェブ/モバイル用 .NETコンポーネントを収録したスイート製品「ComponentOne(コンポーネントワン)」の新バージョン「2022J v3」をリリースした。

 ComponentOneは、データグリッド、チャート、入力、ナビゲーションといった業務アプリケーションに必要とされる機能を包括的に収録。対応しているプラットフォームはWindows Forms、WPF、ASP.NET、ASP.NET Core、Blazor、WinUI、Xamarin。

 2022J v3では、マイクロソフトのアプリケーションフレームワーク「.NET 6」対応のコントロールについて機能の追加・強化を継続しながら、.NET 6の後継である「.NET 7」にも新たに対応。また、Windows用アプリケーションフレームワークの最新版である「.NET Framework 4.8.1」をサポート。

 そのほかの新しい機能としては、「Excel for .NET」コントロールが.NET Standardのクロスプラットフォーム対応となった。このコントロールを利用し、Windows Forms、WPF、ASP.NET MVC、WinUIなどのプラットフォームで、Excelファイルを読み込み、作成、編集、保存するアプリケーションの開発が可能となる。

 .NET 7はマイクロソフトによって標準サポート期間(Standard Term Support,STS)として18ヵ月間サポートされる予定。ComponentOneでは、すべてのプラットフォーム用の最新の.NET 6ライブラリが.NET 7アプリケーションで動作することを保証しており、いつでも.NET 7へアップグレードすることが可能。

 ComponentOneではすべてのプラットフォームの.NET Framework用コンポーネント(.NET Framework 4.6.2 以上に対応のもの)において、.NET Framework 4.8.1での利用をサポート。また、Excel for .NET(C1Excel)において.NET Standardに対応したコントロールが追加。Windows Forms、WPF、ASP.NET MVC、WinUIなど、任意の.NETアプリケーションでExcelファイルを読み込み、作成、編集、保存が可能となる。

主な各エディションの機能強化

デザイン時のエディタの強化(FlexGrid for WinForms)
Visual Studioでデザイン時に使用できる列エディタが .NET 6アプリケーション開発時にも利用可能となる(他のコントロールについても引き続き対応)

カスタムフィルターの強化(FlexGrid for WinForms)
IC1ColumnFilterおよびIC1ColumnFilterEditorにより、列フィルターに独自の日付、文字列、色、およびその他のフィルターオプションをよりシンプルに実装可能に

範囲エディターの強化(FlexChart for WinForms)
範囲エディターをサポート。実行時にグラフのデータポイント間のスクロールを有効にし、描画範囲を絞った状態で分析を行なうことが可能

.NET 6対応の新しいEditor(ベータ版 Windows Forms)
Office 365ベースのリボンが組み込まれており、書式設定やスタイル設定ツールなどを使用してドキュメントを簡単に編集できる

.NET 6対応テーマの追加(WPF)
最新のUIデザインに基づいた新しい「Material」および「Material Dark」テーマを提供。従来の「System」テーマとともに、アプリ全体あるいは特定のUI要素(標準のコントロールも含む)に対して、特定のテーマに基づいた統一感のあるスタイルが適用される

 提供は1年定額制のサブスクリプション方式で、最上位エディション「ComponentOne Enterprise」の初期費用は1ユーザーライセンスが16万5000円、更新費用(リニューアル)は8万2500円。

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