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新製品が目白押しだった2022年をGIGABYTEとジサトラメンバーが振り返る

2022年12月08日 18時00分更新

10月
第13世代インテルCoreプロセッサーが販売解禁

【ドリル】10月になると、第13世代インテルCoreプロセッサーが販売解禁、Z790マザーも同時に発売されました。

10月20日22時、“Raptor Lake-S”こと「第13世代インテルCoreプロセッサー」の販売が解禁

【渡辺】第13世代Coreは、処理によってはRyzen 7000シリーズに負けるものもあれば、差がない場合もあり、Ryzenに快勝とは言えないものの、おおむね良好なスコアを叩き出してます。

【川村】ただ、Core i9-13900Kは高負荷時の消費電力と発熱が高いという問題があり、温度管理がしやすいCore i5-13600Kに人気が集中しているようです。

【ユージ】それに対してAMDは、B650EチップセットとB650チップセットを投入して、インテルに対抗してきましたね。

【岡田】B650E/B650チップセットの登場で、Ryzen 7000シリーズで安価に自作できるようになったのは大きいです。もっと早くこのマザーを発売してくれていたら、AMDはより多くのシェアを獲得できたと思うんですけどね。

【ユージ】10月はGeForce RTX 4090搭載ビデオカードも発売されました。NVIDIAの新アーキテクチャー“Ada Lovelace”を使用した新GeForceの時代が幕を開けましたね。

【ドリル】約30万円ですからね。ゲーミングPCが1台買えてしまうその価格にまず驚きました。

GeForce RTX 4090搭載ビデオカード「GV-N4090GAMING OC-24GD」。価格は29万8100円前後

【川村】GeForce RTX 3090 Tiの2倍、ゲームや設定によっては4倍近い性能を出せるスーパーハイエンドビデオカードで、4K+レイトレ最高画質で120fpsを実現するなど性能は文句なしですが、その反面3スロット占有となる超大型の冷却機構や600Wに迫る消費電力など、運用面で気を使うことが多いのも事実です。

【ハッチ】性能も価格も化け物ですね。ハイエンドビデオカードは、もはや庶民には手の届かない代物になりつつあります。

【岡田】秋葉原の夜間販売には約70名ほどの人が集まり、整理券が配布終了となるほどの人気ぶりでした。間違いなく今年を代表するPCパーツのひとつです!

11月
GeForce RTX 4080が登場

【ユージ】先月のGeForce RTX 4090に続き、今度はGeForce RTX 4080搭載ビデオカードが販売解禁になりました。価格は約22~27万円で、TGPが320WなのでRTX 4090より格段に扱いやすくなっています。

【ドリル】秋葉原の夜間販売では約20名ほどが購入していました。GeForce RTX 4090の夜間販売ほどではないものの、わりと購入者がいた印象があります。

パソコン工房 秋葉原BUYMORE店の解禁時の様子

【ハッチ】こう頻繁にビデオカードの新製品の発売が続くと、メーカーさんも資料作りや在庫管理が大変ですね。

【渡辺】ベンチマーク計測してレビューを書くメディアさんだって大変じゃないですか。お互い様ですよ。

【ユージ】今年は本当に忙しいです。常に新製品レビューの編集をしている記憶しかないですわ。いち早く新製品に触れるのでうれしい悲鳴ではありますけど、もう少しいじり倒す時間がほしいというか、ただ製品を眺めてニヤニヤしたり、匂いを嗅いだり、パーツを抱きしめて一緒に寝る時間がほしかったです。

【ハッチ】ん? 最後のほうは理解に苦しむけど、まぁキミのパーツ愛は十分伝わったぞ。

【ドリル】パソコンの変態がまたひとり爆誕したわけだな(笑)。

12月
Radeon RX 7000シリーズが登場(?)

【ドリル】さて、12月はまだ終わっていないので、ここから先は予定になりますが、Radeon RX 7000シリーズの販売が12月13日ごろにあります。たぶん。

Radeon RX 7000シリーズが12月に発売予定

【ユージ】AMDは、CPUだけでなくGPUでも激しいライバル争いを繰り広げるわけですね。今年はAMDがずいぶん攻めてきますね。

【ハッチ】今年に限らず、ここ数年はAMDを中心にパーツ業界が動いているよ。

【岡田】インテルがAMDを追いかけるかたちになるなんて、少し前は想像してなかったですからね。

【ドリル】インテルは今年Intel Arcをひっさげてビデオカード市場に参入を果たしましたから、今後はGPU開発競争においてNVIDIAを含めた三つ巴の争いになるわけですね。

11月に登場したインテル純正ビデオカード「Intel Arc A770 Limited Edition 16GB」

【川村】こりゃ来年も自作PCパーツ業界から目が離せませんね。

【渡辺】GIGABYTEとしても、魅力的な製品を投入してユーザーの皆さまを楽しませて参りますので、今後ともごひいきによろしくお願いいたします。

【一同】本日はありがとうございました。

 2022年のGIGABYTEは、マザーボードとビデオカードの新製品を次々と投入し、我々を楽しませてくれた。また、ツクモパソコン本店に大きな展示コーナーを設けるなど、今年はノートPCの販売に力を入れていたのが例年と違い印象に残った。AORUS4UをリニューアルしてノートPCや液晶ディスプレーを拡充するなど、マザーボード以外の製品にも消費者の目がいくように工夫がされている。マザーボードメーカーから脱却しPCメーカーにシフトしつつある同社に今後も期待したい。

(提供:日本ギガバイト)

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