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新製品が目白押しだった2022年をGIGABYTEとジサトラメンバーが振り返る

2022年12月08日 18時00分更新

8月
実売3万円を切るコスパ抜群の165Hz対応液晶

【ハッチ】8月はRyzen Threadripper PRO 5000 WXシリーズが発売されました。最上位の5995WXは103万5800円で販売されるなど、その価格が話題となりました。

【ユージ】CPU単体で100万円超えって、なかなかすごい時代になりましたね。

「AMD Ryzen Threadripper PRO 5000 WX」シリーズ

【ドリル】ところで、この時にRyzen Threadripper PROに対応するWRX80チップセット搭載マザーって売れましたか?

【渡辺】いや~、売れた記憶はないですね。

【岡田】そもそもRyzen Threadripper PROが一般ユーザー向けではなく、コンテンツクリエーターなどのプロ向けなので、それほど数が売れる製品ではありません。したがって対応マザーボードの売上にもさほど影響しないのです。

【渡辺】それに、WRX80チップセット自体が今回初登場というわけではなく既存の製品ですので、新たにマザーボードを購入したお客様は少ないかと思われます。

【ハッチ】ほかにも、ゲーミング機能を多数搭載した23.8型フルHDゲーミングディスプレー「G24F 2」が発売されました。

23.8型フルHDゲーミングディスプレー「G24F 2」。実売価格は2万8800円前後

【岡田】実売3万円を切るコスパ抜群の165Hz対応液晶ということで、主にゲーマーから注目されました。

【ユージ】「G24F 2」の最後の“2”って、G24Fの後継機種という意味ですか?

【川村】そうです。

【ハッチ】画面サイズがゲーム大会などで広く使用されている23.8型なので、初めて選ぶゲーミングディスプレーに最適ですね。

【川村】ちなみにオーバークロックモードが用意されているので、最大180Hzで表示可能です。CPUやGPUのオーバークロックと同じで長時間利用できる保証はないので、チラつきのある場合はリフレッシュレートを戻すことを推奨します。あくまでメーカーとしてのサポートは165Hzまでとなります。

【ユージ】GIGABYTEさん、今年もかなりの数のゲーミング液晶をリリースしてますね。

【渡辺】はい。液晶ディスプレーにはけっこう自信があります。写真家の桐島ローランドさんが愛用している「M34WQ」も、色再現性が高くどなたにもオススメできる製品です。

IPSパネルを採用する34型ウルトラワイド4Kディスプレー「M34WQ」。価格は8万3600円前後

【ハッチ】アスキーではGIGABYTE製品を使って7画面マルチディスプレー環境を構築して、美少女ゲームをプレイしました。このときも、なんのトラブルもなく7画面出力できましたし、意外にもマルチディスプレーは今でも実用性が高いことがわかりました。なので、液晶ディスプレーたくさん欲しいです!

7画面マルチディスプレー環境にご満悦のハッチ

9月
Ryzen 7000シリーズが発売

【ハッチ】Ryzen 7000シリーズとそれに対応するX670チップセット搭載マザーが発売されました。CPUソケットが変更され、ついにAMDのCPUから長いピンがなくなりました。これでCPU差し替え時のスッポンともオサラバです。

【ドリル】Ryzen 7000シリーズはゲーミングパフォーマンスが良く、市場での評判は上々ですね。秋葉原での夜間販売も盛り上がりましたし。

発売されたのは「Ryzen 9 7950X」を筆頭に「Ryzen 9 7900X」「Ryzen 7 7700X」「Ryzen 5 7600X」の合計4モデル

【ハッチ】ヒートスプレッダの形が独特で、どうやってCPUグリス塗ればいいんだ? と最初は困惑しました。

【ユージ】対応チップセットがX670EとX670があって、違いがちょっとわかりづらかったですよね。

【ドリル】AMD系は昨年もX570Sという謎型番のマザーボードを突如発売して、市場を混乱させましたからね。

【渡辺】X570Sというチップセットは存在せず、X570の改良版をマザーボードベンダーがX570Sと定義したのですが、今回のX670Eは、ちゃんとAMDのチップセットとして存在しています。

【岡田】X670Eチップセットは、PCIe x16スロットとM.2スロットがPCIe Gen 5に対応しているのが特徴です。

X670Eマザーのフラッグシップモデル「X670E AORUS XTREME」。価格は11万6000円前後

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