ボールドライトは11月18日、同社が開発する観光DXプラットフォーム「プラチナマップ」が宮城県のデジタルマップ「ミヤギタビマップ」に導入され公開されたことを発表した。
ミヤギタビマップは県内観光地における混雑緩和と周遊促進を目的に開発したデジタルマップ。宮城県内では人気観光地周辺が駐車待ちの車で渋滞するなど特定の場所に観光客が集中するため混雑が発生することから、駐車場や観光スポットのリアルタイムの混雑状況と観光情報を確認できるミヤギタビマップの提供を開始。
ボールドライトのプラチナマップは、オリジナルデジタルマップを簡単に構築でき、そのマップ上でスポット情報配信、モビリティートラッキング、スタンプラリー、クーポン、フロアマップ(グラフィックマップ)、混雑情報配信などの機構が統合されたプラットフォーム。今回のミヤギタビマップでは、プラチナマップ初のAIカメラとセンサー連携による混雑状況と交通速度を表示可能とし、さまざまな観光スポット、駐車場、道路のリアルタイムの混雑情報の一元化表示と観光情報の同時配信を実現した。
プラチナマップは以前から各施設のスタッフの操作で混雑情報を配信できる専用アプリ「プラチナマップコネクト」を提供していたが、今回無人施設や屋外施設にも対応可能範囲を拡大させるため、複数のAIカメラやセンサーと新たに連携。これにより、屋外駐車場、景勝地、観光施設、飲食店など設置場所の違いを気にせず、最適なシステムの導入とデジタルマップ上での混雑状況の可視化を実現したという。
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