開閉センサーを活用すれば
「カメラを使わない」プライバシー配慮型の見守りが可能
開閉センサーの基本動作は、初期のモデルと同様だ。筆者は、初期モデルを昨年から両開きの冷蔵庫のドア部分に取り付けて、高齢者の見守りを想定してテストしているが、快調に動作している。今回のモデルも自宅や会社のドアの開け閉めをセンスして開閉の時刻のプロットを確実にやってくれるので、パーソナルから会社まで使途は多いだろう。
開閉センサーを自宅内のトイレのドアや玄関ドア、冷蔵庫などの複数箇所に取り付けることによって、カメラを使うことなく同時に見守られる人のプライバシーも尊重しながら、「気配を感じる」見守りシステムとして、高度に活用することが可能だ。
加えてモーションセンサーを併用すれば、より精度の高い見守り管理も可能となるだろう。検知範囲は水平方向は8m以内で120度、垂直方向は7m以内で50度というスペックなので十分だ。自宅の廊下などで、ペットの見守りなどに活用できる。
ペットのサイズにもよるが、天井に取り付ける以外なら設置する側壁の高さに、多少の配慮が必要かもしれない。床上20〜30cm辺りに設置すれば、人もペットにも問題なく対応できる配置だろう。開閉センサーと同じく履歴保管が可能だ。
モーションセンサーによる検知の履歴は、「動き」と「照明」の両面で運用管理が可能なので、実際の画像を見ることのできる見守りカメラに劣ることのない、細かな検知活動が可能だろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう