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【速報レポ】新型「Apple TV 4K」さらに賢く、より小さくなった!

2022年11月02日 22時00分更新

Apple TV 4KはソニーのDualSenseゲームコントローラーにも対応。Apple Arcadeで配信されているゲームなどが快適に楽しめます

動作の安定感が向上。「HDR10+」対応のメリットは?

 第3世代のApple TV 4Kには、iPhone 14シリーズと同じ「A15 Bionic」チップが搭載されています。A12 Bionicチップを搭載する第2世代のApple TV 4KよりもCPUは約50%、GPUは30%のパフォーマンス改善が期待できるとアップルは伝えています。

 新旧モデルでユーザーインターフェースの操作感を比べると、例えばApple Arcadeのゲームのレスポンスが劇的に変わるかと言えば、そこまでではありません。第2世代機も優秀です。ただ、iPhone 14 Proで撮影した動画をAirPlay経由でApple TV 4Kに飛ばして見たり、アップルの機器による連携は新しいApple TV 4Kの方がスムーズに感じられました。

 第3世代のApple TV 4Kは、HDR10の拡張規格である「HDR10+」をサポートします。母体のHDR10規格の場合はコンテンツ単位で輝度情報に関する静的メタデータを持ち、このデータをテレビなどが読み取ってHDRの映像を可能な限り忠実に再現します。HDR10+ではフレームやシーン単位で輝度情報を動的メタデータとして付与します。HDR映像の明暗をより正確に描く狙いもありますが、もうひとつは高精度なバックライト制御の技術や映像の高画質化エンジンを持たないスタンダード価格帯のテレビでも、動的メタデータが読み込めれば高画質なHDR映像が再現できる技術として注目されています。

 HDR10+のメリットを活かすためには、Apple TV 4KをHDR10+に対応するテレビに接続して、同じくHDR10+対応のコンテンツを再生する必要があります。HDR10+に対応するテレビはパナソニックなどが発売しています。アップルも動画配信サービスのApple TV+に、今後はHDR10+対応コンテンツを増やすことを検討しているようです。合わせて試せる機会が楽しみです。

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