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M1 Max搭載MacBook ProでWQHD&60fps以上!Appleシリコン対応『バイオハザード ヴィレッジ』を実際にプレイ

2022年10月28日 13時00分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

M1 Max搭載のMacBookではWQHD&60fps以上で
『バイオハザード ヴィレッジ』が快適にプレイできた!

 さて、そんなMac版『バイオハザード ヴィレッジ』だが、ゲームのプレイはM2搭載MacBook Airだと解像度フルHDの30fps、そしてM1 Ultra搭載のMacStudioでは、4K解像度&60fpsに対応している。『バイオハザード ヴィレッジ』が採用するカプコンのゲームエンジン「RE ENGINE」と、Appleシリコンが融合することで、美麗な映像で快適なゲーム体験が実現する。

不気味な城がそびえ立つ、古びた雪が降り積もる寒村で目を覚ますイーサン。この村で何が起きているのか……

 また、Macはソフトウェアとハードウェアが一緒に設計されているので、パフォーマンスが犠牲になることなくバッテリー駆動でゲームがプレイできるとされている。では、M1 Macではどれぐらい快適にプレイできるのか、実際にプレイしてみた。

 ゲーム側の「グラフィックス自動設定」(メニュー画面のみ設定可能)は、「画面品質重視」とし、画面解像度は2560×1440ドットに設定、シーンによるフレームレートの動きを確認するため垂直同期はオフにし、ゲームが出力する内部フレームレートは、Macの機能で確認した。まずはMetalFX Upscalingを使わずにプレイ。この状態でも60fps後半から75fps前後で動作し、特に問題なくプレイできた。

 次にMetalFX Upscalingの「Quality(画質重視)」でプレイ。フレームレートは、シーンによって90fps前後から110fpsくらいまでの間で動作。たとえば、細かい装飾の建物や、遠方の景色まで表示している場合は、フレームレートが落ちるが、視線を地面に向けると120fps以上まで上がる。

 一方で、MetalFX Upscalingの設定を「Performance(速度重視)」に設定すると、フレームレートが110前後から150fpsくらいまでの間で変動した。地面に視線を向けると160fpsを超えるほど、高いフレームレートを示していた。16インチ MacBook Proのリフレッシュレートは60fpsであるため、MetalFX Upscalingを使わない、ネイティブの状態でも60fps以上とゲームをプレイするには、非常に滑らかな映像で快適にゲームがプレイできていた。

 画質に関しては、たとえば雪が舞う廃村の屋外で、じゅうたんに雪がこびり付いている様などが、非常にリアルでMetalFX Upscaling「Quality(画質重視)」では、オフの状態とほぼ遜色ないリアルな表現を残していた。一方で、「Performance(速度重視)」になると、やや画質が荒くなり、じゅうたんにこびり付く雪のリアルさが損なわれたが、意識して近づかないとそれほど気にならない、といったところだった。

雪が積もる様子や、古い建物などのくたびれ方などが非常にリアルで写実的

 M16インチ MacBook ProのLiquid Retina XDRディスプレイは、ハイライト部で最大1600nitと明るく、高いコントラストが特徴だ。HDR 10にも対応し、『バイオハザード ヴィレッジ』の雪原にある廃村の寂れた感じや、古ぼけた家の中の蝋燭の淡い光による、リアルな光の加減が、写実的な表現を見事に表現し、映像美を際立たせていた。

蝋燭が灯る様子などは、蝋燭の光源もキレイでリアリティーがあり、暗い場所は黒く潰れずに表現されている

もちろんクリーチャーの表現も非常にリアルで恐ろしい。暗く沈むリアルな寒村の様子が、いつ敵に襲われるかという恐怖を増長している

『バイオハザード ヴィレッジ』が高い映像美で快適に楽しめる
Metal 3のポテンシャルの今後にも期待!

  Mac版『バイオハザード ヴィレッジ』は、M1またはM2のAppleシリコン搭載のMacであれば、MetalFX Upscalingを利用でき、高画質で安定したフレームレートでゲームがプレイできる。Macを愛用しているユーザーにとっては、バッテリー駆動のMacBookでも手軽に『バイオハザード ヴィレッジ』をプレイできるのでうれしいところだろう。

 今回使用した16インチ MacBook Proは、ノートPCにしては大きく迫力のある16型のディスプレーで、高い輝度とHDRによる表現がマッチし、実にリアルな『バイオハザード ヴィレッジ』の映像を、非常に高いクオリティーで楽しめた。M1 Maxの高いGPU性能により、60fps以上のフレームレートを維持し、MetalFX Upscalingなしでも快適にゲームが楽しめる。

 MetalFX Upscalingが利用できる、Metal 3のポテンシャルは非常に高く、高い映像美を誇る『バイオハザード ヴィレッジ』でも、ここまで快適にプレイできるのであれば、他の対応タイトルにも期待が持てそうだ。今後の対応タイトルにも期待したい。

ゲーム情報

タイトル:『バイオハザード ヴィレッジ』
ジャンル:サバイバルホラー
発売予定日:2022年10月28日(金)
Mac App Store価格:5000円(税込)
対応OS:macOS Monterey/ macOS Ventura
対応端末;Appleシリコン搭載Mac
CEROレーティング:「D」(17才以上推奨)

※国内向け Mac版『バイオハザード ヴィレッジ』は「Z Version」の販売が予定されていない

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