【レビュー】第10世代iPad実戦チェック! 本体・キーボード・ペンシルの使い心地は?
アップルが新しい第10世代のiPadを発売します。デザインが大きく変わったことに関心が集まっていますが、使い勝手は良くなっているのでしょうか。発売前に実機を試したところ、新旧世代で変わった点や他のiPadとの違いがよく見えてきました。
iPad Airとも違った!注目したいデザインのポイント
いわゆる「無印」のiPadは、シリーズの中で最も安価なエントリーモデルとして、長らく親しまれています。国内では文部科学省が押し進めている教育改革案のGIGAスクール構想により、近年は小中学校で学ぶ生徒たちの手元にも広がりました。また商業施設の情報端末、あるいは会計用端末として無印iPadが活躍する姿もよく見かけます。
本機の発売後も第9世代のiPad、第5世代のiPad Airがともに販売を継続するので、iPadシリーズの中で第10世代iPadがどんな個性を発揮するのか気になります。
新しい第10世代のiPadは、第9世代のiPadよりも本体が0.5mm薄くなりました。質量はWi-Fiモデルが10g、Wi-Fi+Cellularモデルが17gも軽くなっています。デザインはiPad ProやiPad Airのようにエッジがシャープになっています。筆者は持ちやすく感じました。
プレスリリースの画像から、筆者は新しいiPadのデザインが第5世代のiPad Airと同じなのだと思っていました。並べてみると新しいiPadの方がコーナーの形状がもっと大きくカーブしています。iPad Airの方がシャープな印象をうけます。
新しいiPadは専用キーボードを接続・給電するためのSmart Connectorを本体の側面に設けています。第1世代のApple Pencilに対応しているので、側面にマグネットコネクタがありません。
新しいiPadがとびきりユニークな点はフロントカメラのポジションです。本体を横向きに構えると、フロントカメラはディスプレイのトップ中央に鎮座しています。これまでは斜め下の角度からiPadのカメラに煽られるため、ビデオ会議などに参加すると通話相手にまっすぐ目を向けることが困難でした。新しいiPadは正面向きの自然なカメラアングルになるので、カメラにも視線が合わせやすくなりました。
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