「d Wi-Fiパスワード」を取得して設定すればOK
あとは実際に接続してみよう
d Wi-Fiの申込みを済ませても、もう1つ必要なものがある。それが「d Wi-Fiパスワード」で、d Wi-Fiを申し込んだあとに作成できる。
ここまで作業を済ませれば、「0000docomo」のSSIDを持つアクセスポイントに、d Wi-Fiのサイトで確認できるWi-Fiのパスワードで接続。最初に表示されるページで、dアカウントとd Wi-Fiパスワードを入力すればインターネットを利用できるようになる。
ただし、より便利かつ安心に使うのであれば、あらかじめ認証の設定が必要になる「0001docomo」への接続を強くおすすめしたい。この方法では最初に表示されるページでIDとパスワードを入れる手間はなくなるほか、万が一、偽の0000docomoのアクセスポイントが作られているケースで情報を抜き取られるような恐れはない。また接続が簡単なところもd Wi-Fiの特徴でもあり、これを使わないのは本当にもったいないからだ。
スマートフォンでの設定方法としては、前述の「dアカウント設定」というアプリを起動し、d Wi-Fiの契約が済んでいると、トップメニューに「d Wi-Fi」という項目ができている。そこをタッチして手順に従うだけとなる。そうすると、d Wi-Fiの接続が自動になり、0001docomoのエリアに入ると自動的に接続が開始される。
d Wi-FiはPC/Macでも利用可、自動接続設定もできる
d Wi-Fiの接続はスマートフォンだけに限ったことではない。PCなどでも利用できる。接続方法は「0000docomo」への接続なら、接続後のページでIDとパスワードを入力することになり、スマートフォンなどと手順は変わらないが、「IEEE802.1X認証」に対応したOSなら、「0001docomo」に自動接続できる。その場合はスマートフォンやタブレットのようなアプリはないので設定方法が異なる。
WindowsやMacについてはウェブサイトに設定方法が記載されているので、そのとおりに設定しておけば、d Wi-Fiのエリアに入ることで自動でログインして利用可能となる。設定方法の手順はそれほど難しくなく、dアカウントとd Wi-Fiパスワードがあればすぐに設定可能だ。詳しい方法はウェブサイトで確認してほしい(https://www.docomo.ne.jp/service/d_wifi/usage_pc.html)。
d Wi-Fiはギガ不足対策のため、準備はしておくといい
このようにドコモユーザーでなくても誰でも利用できるd Wi-Fi。通信量が足りなくなることが多い人は、申し込んで使えるようにしておいて損はないだろう。
申込みにどのくらいの手間がかかるかだが、最初に「dアカウント設定」アプリを起動しはじめてから、接続できるまで順調なら10分もかからない。筆者も試してみたが、d Wi-Fiのエリアであるコンビニの前で立ったままアプリのダウンロードからdアカウント申込み、設定、接続まで作業できてしまったレベルだ。
最後に通信速度のことを言っておくと、場所や時間帯、ほかのユーザーの状況によってさまざまだ。爆速ということもまれだが、著しく遅いということもない。スピードテストをすれば、数Mbps程度ということが多いように感じている。無料のd Wi-Fi、ギガ不足の際にうまく活用してみてはいかがだろうか。
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