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GeForce RTX 4090 SUPRIM X 24Gを徹底レビュー

GeForce RTX 4090を買うなら静音かつ全力で使えるMSI最上位ブランド「SUPRIM」が筆頭候補

2022年10月12日 22時00分更新

文● 藤田 忠 編集●ジサトライッペイ/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン株式会社

Core i9-12900Kと組み合わせて検証!

今回の検証環境

 いよいよ実働テストに移ろう。CPUはCore i9-12900K、マザーボードはMSIのインテルZ690チップセット搭載モデル「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」を用意。バラックの検証台を用い、GeForce RTX 4090 SUPRIM X 24Gを検証していく。

 なお、ゲーミング性能に関しては、すでにGeForce RTX 4090 Founders Editionの詳細レビューがASCII.jpに掲載されている。というわけで、本稿ではGeForce RTX 4090 SUPRIM X 24Gの最大トピックとなるGPUクーラーの冷却性能や静音性をメインにチェックすることにした。

付属の変換ケーブルを利用して、6+2ピン×4を16ピンに変換。電源ユニットは80 PLUS PLATINUM認証を取得している1000Wモデルを使用した

主な検証環境
CPU インテル「Core i9-12900K」(16コア/24スレッド、最大5.2GHz)
マザーボード MSI「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」(インテルZ690、ATX)
メモリー G.SKILL「Trident Z Neo F4-3600C16D-32GTZNC」(16GB×2、DDR4-3600)
ストレージ ウエスタンデジタル「WD_BLACK SN850 NVMe SSD WDS200T1X0E」(2TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
ビデオカード MSI「GeForce RTX 4090 SUPRIM X 24G」(GeForce RTX 4090、24GB GDDR6X)
電源ユニット Super Flower「LEADEX VI PLATINUM PRO 1000W SF-1000F14PE 」(1000W、80 PLUS PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」

 3基のファンはデフォルトでセミファンレス駆動の「Zero Frozr」が有効になっており、GPUコア温度が60度に達するまでは停止している。デフォルトの仕様では60度に達すると3基のファンは最低値となる30%の回転数(実測では890rpm前後)で動き出す。

 また、ソフトウェア的には3基ではなく、2基のGPUファンとして認識される。モニタリングツールやMSIのビデオカードオーバークロックツール「Afterburner」などからは後部の1基が「GPU Fan 1」、ブラケット寄りと中央の2基が「GPU Fan 2」として制御できる。

 Zero Frozrのオン・オフやファン回転数の手動設定はAfterburnerで行える。また、MSI Centerに「Graphics Fan Tool」と「FROZR AI Cooling」を導入すれば、こちらでも管理できるようになる。

MSI CenterのGraphics Fan Tool。Zero Frozrのオン・オフ設定のほか、ファンを一定時間100%で動作して急速冷却させる「クーラーブースト」が使える

こちらはAIで適切なファンの回転数を制御するというFROZR AI Cooling

マニュアルモードを選ぶと、任意のファン回転数を設定できる

 ちなみに、前述のSILENTモードとGAMINGモードではGPUの動作クロックは異なるものの、その性能差はわずかだ。以下、「GPU-Z」や「HWiNFO64 Pro」といったモニタリングツールで観測した情報を掲載する。

GPU-Zで確認したSILENTモードの情報

GPU-Zで確認したGAMINGモードの情報

SILENTモードのAdvancedタブで見たGeneralの情報

GAMINGモードのAdvancedタブで見たGeneralの情報

SILENTモードのAdvancedタブで見たNVIDIA BIOSの情報

GAMINGモードのAdvancedタブで見たNVIDIA BIOSの情報。Power LimitのDefault値がSILENTモードの450Wから480Wにアップしている

SILENTモード動作時の最大GPUコアクロックは2835Hz

GAMINGモード動作時の最大GPUコアクロックは2850MHzとわずかに伸びていた

HWiNFO64 Proでゲームプレイ時の消費電力を観測。「GPU Power」が最大で約436.2W、「GPU Rail Power」は最大で約620.9Wを記録

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