『エグゾプライマル』や『FORSPOKEN』の試遊機にもRyzen&Radeonが採用!?PCゲームの画質やfpsが向上する技術を日本AMD佐藤美明氏がTGS2022のMSIブースにて解説【TGS2022】
FSR2.0は対応ゲームであれば誰もが使えて画質や
フレームレートが向上する、とってもお得な機能
そうしたハードウェアを利用したうえで、AMDの優れたソフトウェアも併用することで、よりゲームが快適になると佐藤氏は語る。まず、紹介されたのが「FidelityFX Super Resolution」。本ソフトはオープンソースの画質ツールキットに追加された超解像度技術。
この技術を利用すると、ディスプレーに出力される解像度より低解像度でレンダリングした画像を、独自の補完処理でアップスケーリングして出力。画質の低下を押さえつつ、GPUへの負荷を軽減してフレームレートも向上させる。
「FidelityFX Super Resolution」は、9月9日にマイナーアップデートの2.1を発表したが、現在数多く採用されている「FidelityFX Super Resolution 2.0」について解説。
「FidelityFX Super Resolution 2.0」(以下、FSR2.0)は、競合のDLSSに近い技術だが、DLSSは専用のTensor コア AI を利用する必要がある一方で、FSR2.0はそうしたハードウェアの制限がないのが特徴。
ただし、FSR2.0はゲームに組み込まれていないと利用できない技術のため、対応ゲーム(大抵はゲームのグラフィックス設定で有効にできる)でのみ使用できる。
この技術はAMDが提供しているため、Radeonでのみ利用できると思われがちだが、ハードウェアの条件を必要としないため、実はGeForceを使っているユーザーでも利用できると佐藤氏。
今使っているPCはRadeonを搭載していないという人でも使えるだけでなく、古いGeForceを使っていてFSR2.0対応ゲームでやや性能が足らない、という人にはもってこいの機能になっている。
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