『エグゾプライマル』や『FORSPOKEN』の試遊機にもRyzen&Radeonが採用!?PCゲームの画質やfpsが向上する技術を日本AMD佐藤美明氏がTGS2022のMSIブースにて解説【TGS2022】
AMDのCPUは、何もPCにだけ使用されている訳ではない。佐藤氏はPlayStation 5やXbox Seres X|Sといった次世代ゲーム機にもAMD製CPUが使われていると解説。こうした次世代ゲーム機のユーザーもAMDを使っているため、AMD CPUはゲームを遊んでいる多くのユーザーに使われていると語った。
次世代ゲーム機や話題のゲーム機型PCにAMD CPUは採用されている
また、東京ゲームショウ2022ではブースを構える、世界最大級のPCプラットフォーム「Steam」を運営するValveが開発した携帯ゲーム機「Steam Deck」にもZenコアベースのCPUが採用されているとアピール。
そのうえで、佐藤氏はPCが最もパワフルなゲーム機(構成にもよる)とし、PCでゲームを快適にプレイするには、ハードウェアとともにソフトウェアも重要であるとコメント。
AMDの最新GPUを搭載したビデオカードであるRadeon RX 6000シリーズは、現在11種類のラインアップがある。高価な製品ほど、より性能が高く、最もお買い得なRadeon RX 6400は、補助電源もなしに動作し、軽めなゲームが解像度フルHDでプレイできる性能を有する
Radeon RX 6400以降は、Radeon RX 6500 XT、Radeon RX 6600 XTと性能が向上し、Radeon RX 6700では、解像度が2840×1440ドットのWQHDでも快適にゲームがプレイできる性能と謳う。そのうえのRadeon RX 6900以降は4K解像度で快適にゲームがプレイできる最上位モデルになる。
また、競合メーカーのビデオカードである「GeForce RTX 3090」と比較した場合でも、「Radeon RX 6950 XT」はゲームによっては、4K解像度でフレームレートが勝るシーンが多いとアピール。「GeForce RTX 3090」をはじめとするAmpere世代のGeForce RTX 3000シリーズは、レイトレーシング向けの演算ユニットである「RTコア」やビデオ処理プロセッサ「NVENC」を搭載し、レイトレーシング対応ゲームでレイトレーシングを有効にした場合は、Radeon RX 6000シリーズよりもフレームレートで優位に立つ。
しかしながら、「GeForce RTX 3090」は現在入手困難なうえ、16~35万円台と非常に高価だ。一方で、「Radeon RX 6950 XT」は、まだ比較的に入手も容易かつ14~22万円台と若干お買い得。レイトレーシングがどうしても使いたいというユーザー以外の高フレームレート&高解像度で快適にゲームを遊びたいハイエンドユーザーにも人気がある製品となっている。
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