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約2万円のSIMフリースマホ「moto e32s」は必要最低限を求めるユーザー向き

2022年08月30日 12時00分更新

撮影機能はシンプルながら
マクロ撮影がユニーク

 背面のアウトカメラは、メイン(約1600万画素、F値2.2)+マクロ(約200万画素、F値2.4)+深度センサー(約200万画素、F値2.4)の三眼構成。低価格帯の機種で、望遠でも超広角でもなくマクロを採用しているのは珍しいかもしれません。

背面のトリプルカメラ

 “AI”トリプルカメラではありますが、被写体を認識したアイコン(花やご飯)は特に表示されない模様。HDR機能は自動でオン・オフが切り替わる仕組みで、明るさが足りなかったり逆光になっていたりすると、オンになります。

 ファインダー(ディスプレー)で見ていると、明るさが足りない・色味に乏しいと感じることが多々あったのですが、実際に撮れた写真ではそのあたりはまったく気にならない仕上がりになっていたのが印象的。植物や食事も予想以上にきれいに撮れていました。

標準(1×)で撮影

最大ズーム(4×)で撮影

食事撮影のクオリティも悪くない

 マクロレンズを使った接写はとても優秀。ピント合わせも簡単で、じゅうぶんな明るさで撮影できました。さまざまな被写体でマクロ撮影を楽しめそうです。

難しいマクロ撮影も超簡単。いろいろな被写体に挑戦してみたくなる

 また、夜景撮影に適した「ナイトビジョン」モードを搭載。ナイトビジョン/HDRオンで撮影した写真を比較してみると、明暗のバランスがとれているのはHDR、よりくっきり撮れるのがナイトビジョン、という印象です。

HDRをオンにして撮影。明暗のバランスはいいが、ぼやっとしている感もある

ナイトビジョンで撮影。明るくなりすぎているが、夜景モードらしい仕上がりともいえる

 インカメラは約800万画素(F値2.0)。「ポートレート」モードを利用でき、ぼけ具合を自由に調整できます。被写体と背景の識別精度は悪くないものの、耳までぼけてしまうこともありました。ポートレート撮影の仕上がりは価格帯によって差が出やすいところでもあるので、ここは妥協点と言えるかもしれません。

下部のスライダーをなぞってぼけ具合を調整可能

数枚撮ったなかではきれいにぼけた1枚

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