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あらゆるデジタルコンテンツをAIが自動生成する未来:

もし画像生成AI「Midjourney」がメタバースに実装されたら

2022年08月25日 09時00分更新

あらゆるデジタルコンテンツをAIが生成する未来

 このまま進歩が進んでいったらどんな世界が訪れるのか。

 それにはベンチャーキャピタル会社アンドリーセン・ホロウィッツのジョナサン・ライ(Jonathan Lai)が書いた記事が参考になりそうです。

https://a16z.com/2020/12/07/social-strikes-back-metaverse/

 記事の中には、コンテンツ制作は4段階の変化があるという図が登場します。第1段階はプロが作る。第2段階はアマチュアを含めてユーザーが作る。第3段階はAIがユーザーをアシストする。最後にはすべてをAIが作るというものです。

 この中でいえば、現在は第3段階の「AI-assisted user-generated content(AIにアシストされたユーザー生成コンテンツ)」に限りなく近い状況にあるといえるのではないでしょうか。Midjourneyが流行し、派生する技術が次から次に出てきている今こそが、まさにこの段階に入っていることを示唆しているのです。

 今回はメタバースとAI技術をテーマにざっと話してきましたが、いつかそれぞれの技術について詳しく紹介したいと思っています。

 

筆者紹介:新清士(しんきよし)

1970年生まれ。デジタルハリウッド大学院教授。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。ゲームジャーナリストとして活躍後、VRゲーム開発会社のよむネコ(現Thirdverse)を設立。VRマルチプレイ剣戟アクションゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」の開発を主導。著書に8月に出た『メタバースビジネス覇権戦争』(NHK出版新書)がある。

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