週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

SUPER GT 第4戦は思わぬ形で予選・決勝ともに苦戦で冨林/平木組は我慢のラウンドに

 2022年のSUPER GT第4戦が8月6~7日に富士スピードウェイで行なわれ、ASCII.jpが応援しているeスポーツ出身のドライバー冨林勇佑とそのパートナー平木玲次が駆る5号車「マッハ車検AIRバスター MC86 マッハ号」は、GT300クラス17位に終わった。

 2位表彰台を獲得した第3戦から約2ヵ月のインターバルを経て開催となった第4戦。5月の第2戦と同様に450km(富士スピードウェイを100周)の距離で争われるフォーマットとなり、ドライバーやマシンの速さだけでなく、チームの戦略も勝敗の鍵を握る1戦となる。

 前回の好結果もあり、サクセスウェイトは45kgまで増えた5号車だが、長いストレートを持つ富士スピードウェイでは、どうしてもライバルに劣ってしまう部分がある。土曜日朝の公式練習から冨林、平木ともに難しそうな表情を見せていたが、この状況下でもポイントを稼ぐべく、予選に向けて準備を進めていった。

アタック前にトラブルでストップ
波乱の予選

 迎えた午後の公式予選。Q1担当は今回も冨林だ。5月の第2戦では好タイムを叩き出すも、勢い余って走路外走行をしてしまい、Q2進出が叶わなかったが、そこでの失敗を教訓にして、今回もQ1突破を狙った。

 ところが、いざタイムアタックに入ろうとした最終コーナーで、突然燃料系のトラブルが発生。メインストレートに入ったところの芝生ゾーンにマシンを止めた。

 「しっかりとタイヤを温めて“よし、アタックに行こう!”と最終コーナーに入ったら、いきなりエンジンが吹けなくなっちゃいました。ピットに戻ろうとしたんですけど、その前に止まってしまいました」と冨林。

 エンジンを再始動するなど、コックピットの中で打てる手を尽くした冨林だったが、結局5号車は自走ができない状態で、セッション中に回収されてピットに戻ることとなった。結果、Q1のB組で12番手に終わり、またしても後方からのレーススタートを余儀なくされた。

 実は予選前にも小さなトラブルに悩まされていた5号車。冨林も「今週はこれ以外も細かいトラブルが出ていたりしていてバタバタしているので、まずは無難にコツコツやっていけたらいいかなと思います」と不安げな表情を見せたが、「決勝は追い上げるしかないので、最低でもポイントは欲しいですね」と、気合いを入れ直していた。

ポールポジションを獲得した65号車「LEON PYRAMID AMG」

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事