山根博士のグロスマレビュー
OnePlusの150W高速充電対応ミドルハイスマホ「OnePlus Ace」の実力を試した
ソニー製センサーを搭載したカメラ
望遠はないが、機能は多い
メインカメラのセンサーはソニーIMX766を採用、1/1.5型でOISを搭載している。超広角カメラの画角は119.7度と広い。そしてマクロカメラがあるので物撮りにも向いているだろう。望遠を搭載していない点がやや物足りないが、2倍程度ならデジタルズームでも十分使いモノになる。
カメラ周りのデザインは画素数などの文字の表記がなく非常にすっきりしている。背面で目立っているのはOnePlusのロゴだけだ。
カメラのUIは一般的で、モードは「夜景」「動画」「写真」「ポートレート」「50M(5000万画素)」「その他」の6つ。写真は標準では1200万画素相当撮影となり、5000万画素の高画質で撮影する際は切り替える。写真の倍率は0.6倍、1倍、デジタル2倍がワンタッチで、倍率ボタンを長押しすると最大で20倍まで利用できる。一方、ビデオは最大10倍まで、解像度は720p、1080p、4Kの3段階の切り替え式だ。その他モードからはプロモードやマクロ、アウトとインカメラの同時動画撮影などを利用できる。
以下は作例だ。拡大すると実サイズで表示できる。
【まとめ】OnePlusのモデルを拡充する
急速充電対応スマホ
OnePlus AceはOnePlusのハイエンドモデルよりもカメラ性能を落とす一方で、ミドルレンジのNordシリーズよりも高速なチップセットを搭載している。また、満充電に要する時間は150Wで17分、80Wで32分と高速であり、モバイルバッテリーを充電して持ち運ばなくとも充電器さえ持ち運べばちょっとした空き時間に充電が完了する。
ヘビーなゲームや高性能カメラを必要とするユーザーではなく、SNSや動画視聴をハードに使うユーザーが電池切れを心配しなくとも使える、実用性の高いスマートフォンと言えるだろう。
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