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メリット多し! 格安SIMを使って固定回線風に使う方法やルーターを考える

2022年07月31日 12時00分更新

固定回線としても使えそうなプランが充実中

 ハードウェアが揃ったら回線選び。楽天モバイルの月3278円でデータ無制限は最初に検討すべきプランと言える。次に速度は遅くても、安さを重視するならmineoの「マイそく」。速度は最大1.5Mbpsで月~金の12~13時はほぼ利用できないほど速度制限されるが(32kbps)、データ使い放題が月990円だ。

mineo「マイそく」は最大1.5Mbpsで平日の昼休みの時間帯はほぼ使えないとは言え、それ以外の時間帯はほぼ使い放題で月990円

 平日は使わないが休日はガッツリ使うといった、使う日が限定的なユーザーなら、povo2.0で「データ使い放題(24時間)」(1回330円)を追加するのも有力。規約上は「購入から24時間」となっているが、現時点では購入日翌日の23時59分59秒まで使える。つまり金曜深夜、土曜に日付に変わったタイミングに申し込めば日曜一杯まで楽しめるため、土日だけで月4回の購入なら330円×4の1320円で済み、かなりおオトクな回線になる。また、動画を見るのは1日30分程度までというのであれば、月2000円程度で20GBのプランは各MVNOから豊富に揃っている。

 逆にもっと使いたい人なら、ドコモが「ahamo大盛り」として100GBが月4950円で使えるプランを開始した。光回線の料金に近づいてしまうが、回線導入のわずらわしさなしに、ドコモの品質で大容量を使いたいなら魅力的だろう。

安価な固定回線として、検討する価値は十分ある

 モバイル回線の固定回線的な利用は、容量制限や特性を理解していれば代用として十分に活用できる。そして、SIMの入れ替えまで含めれば、万が一の際の予備回線としての活用も可能だ。

 通信量にしても、オンラインストレージをヘビーに利用したり、途切れなく動画配信を視聴するというのでもなければ、不自由なく使える可能性は高い。筆者も楽天モバイルを固定回線代用として問題なく利用していたこともあるからだ。

 光回線の導入まではいかなくても固定回線が欲しい、予備回線も揃えたいという人であれば、今回のような据置型のモバイルルーターと格安SIMという組み合わせを検討してみてほしい。

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