週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

発熱はそれほど気にならない:

アップル「M2 MacBook Air」M1ユーザー視点でレビュー

2022年08月01日 09時00分更新

薄くてもキーボードや発熱は大丈夫?

 M2 MacBook Airでは、最も厚い部分が161mmから113mmまで薄くなっています。過去のモデルでは薄型化による弊害が出たこともありましたが、大丈夫なのでしょうか。

 まず、キーボードは意外にもしっかりした深さが確保されており、打鍵感はM1モデルよりも静かで柔らかい印象です。さっそくこのキーボードで何本か原稿を書いてみましたが、違和感なく移行できました。

M2 MacBook Airのキーボード。柔らかい打ち心地が快適だ

 次に、発熱です。動画ファイルの変換ができる「HandBrake」で11GBのファイルを圧縮処理してみたところ、M2モデルのほうが先にキーボード上で熱を感じました。15分ほど経過すると、どちらのモデルも同じくらいホカホカになります。

 スピードについては、M1モデルの31分57秒に対し、M2モデルは29分14秒と、M2のほうが性能は高いことがうかがえます。

 興味深いのはM1搭載の「Mac mini」との比較です。処理を始めた直後はM2 MacBook Airが先行したものの、5分くらい経過した時点で追い抜かれ、Mac miniは24分30秒で処理が終わりました。

 M2 MacBook AirはM1モデルと同様に冷却ファンがなく、自然冷却が頼りです。本体の温度が上がるまでは速いものの、Mac miniは冷却ファンによって性能を維持できるので、長時間の処理ではMac miniのほうが有利と考えられます。

 もし出先で重たい処理を実行したいなら、冷却ファンの付いたMacBook Proを選んだほうがよいでしょう。一方、Webブラウザーや写真、テキストの作業ではほとんど発熱していません。

 macOSで画面録画をしながらZoomでビデオ会議をする程度の負荷をかけると、キーボードや底面が少しずつ暖かくなります。夏場はやや不快に感じるものの、エアコンの効いた部屋や冬場であれば気にならないレベルです。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事