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自動走行ロボットが公道で移動販売。千葉市で実証実験

2022年07月27日 19時00分更新

移動販売用の自動走行ロボット

 京セラコミュニケーションシステムは、温冷蔵機能を備えた無人自動走行ロボットで移動販売を行なうサービスの実証実験を、千葉市美浜区の幕張新都心地区で7月27日から開始する。公道(車道)を走行する無人自動走行ロボットを活用した移動販売の実証実験は、国内初の取り組みとしている。

移動販売用の自動走行ロボットから商品を取り出す様子

実証実験の実施イメージ

 本実証実験では、冷蔵機能を備えた無人自動走行ロボットを用いて、冷たいドリンクやゼリーなどを公園、マンション、高齢者向け住宅などで販売する。商品は、イオンスタイル幕張ベイパークから提供する。実施期間は7月27日~8月10日で、時間は10時~18時(予定)。期間中、土日含め週5日運行する予定(悪天候や車両調整などにより走行中止の可能性がある)。走行予定エリアは千葉県千葉市美浜区若葉3丁目の一部区画。

走行予定エリア

 本実証実験で使用する無人自動走行ロボットは、ミニカー(長さ2.5m以下×幅1.3m以下×高さ2.0m以下)に準じた大きさで、最高速度は時速15km。ロボットは無人で自動走行するが、走行状況を常時遠隔監視し、自動回避が困難な状況では遠隔操作に切り替えて走行する。ロボットの商品積載部は保冷・保温の切り替えが可能。

 サービス利用者は、車体に搭載されたタッチパネルから商品と個数を選択し、スマホを使い電子マネーで決済すると、ロッカーが解錠され、購入した商品を取り出せる。

商品購入イメージ

 同社はこれまでに、2021年8月~9月に北海道石狩市、2022年3月に千葉市美浜区の幕張新都心地区で無人自動走行ロボットを活用した「配送サービス」の実証実験を行なってきた。今回実証実験は、先進的なモビリティーサービスの活用を目指し、「幕張新都心モビリティコンソーシアム」を運営する千葉市の支援を受けて実施するもの。

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