週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

道交法改正案に対応した電動キックスクーター「D-AIR」を空き地で体験!

2022年07月24日 12時00分更新

セグウェイ・ナインボット「D-AIR」

改正後の道交法にも対応!
電動キックスクーター「D-AIR」登場

 電動立ち乗り二輪車として世界中の注目を集めたセグウェイ。2015年に中国のナインボット社が買収し、その後はセグウェイ・ナインボットとしてスマートモビリティを専門とする企業になっている。そのセグウェイ・ナインボットのニューモデル「D-AIR」が、現在クラウドファンディングのMakuakeで応援購入できる(7月30日まで)。先行価格は8万9990円~、一般販売価格は11万9000円~。

プロジェクトページ

※本記事は、プロジェクトオーナーのプロジェクトが必ず成功することや、プロジェクトの品質、リターン内容を保証するものではありません。プロジェクト進行中に関するトラブル、返金要求、リターン返品要求はプロジェクトオーナーの責任のもと行なわれます。プロジェクト不成立時には製品が届かなかったり、返金が受けられないなどのリスクがあります。出資は自己責任でお願いします。

 D-AIRは日本の道路交通法の改正案に対応した純・日本仕様の最新のキックスクーターで、Makuakeではすでに応援購入が4250%に達している(7月5日時点)。

公道走行に必要な装備がすでに揃っている

 今年4月に可決された道交法の改正案が施行されると、特定小型原動機付自転車は「運転免許不要」「ヘルメット不要」で、公道を走行できるようになる。施行は2年後だが、今後の需要増加を見込んで今年のリリースに踏み切ったという。

 D-AIRのスペックは1138×611×1459mm(長さ×幅×高さ)、重量は17.3kg。モーターパワーは300Wで、最大速度は19km/h、航続距離は28km。充電時間は約5時間。タイヤは10インチの空気タイヤを採用する。また、スマホで走行データや充電状況などを確認できるアプリ連携機能もある。

 そんなD-AIRを実際に乗れる機会に恵まれたので、試乗レポートをお届けしたい。

最初は慣れが必要だが
コツを掴めば自在に操れる

 最初は自分の足でキックして、少し進んだらアクセルスイッチを動かすとモーターも動き出すという仕組みで、まずはこの動きに慣れるのが大事だ。これなら、乗る前にアクセルを押してしまってキックスクーターだけが吹っ飛んで行くという事故も防げる。

電源ボタン。この上側はディスプレーで速度などが表示される

これがアクセル。親指で押し込んで速度を調整する

 一度動き出すと、モーター駆動ならではの滑らかさ。いきなり全開にすると鋭い加速で体が置いていかれそうになる。ブレーキも前輪がドラムブレーキ、後輪にはE-ABS(電子アンチロックブレーキシステム)が搭載されているので、急ブレーキでもタイヤがロックする心配がない。試乗日は雨が降ってしまったので、試乗コースが狭くなったため、全開走行からの急ブレーキなどが試せなかったのが残念だ。

前輪はドラムブレーキ

後輪には電子式ABSが搭載されている

ウィンカースイッチ。安全のためにも曲がるときはしっかりと意思表示をしよう

ライトもついているので、暗い道も安心

後方確認用のサイドミラーもついているが、キックスクーターでの立ち位置と見える角度の調整が難しかった

 タイヤは10インチとキックスクーターにしては大きなほうなので、多少の段差でつまづくことはないし、乗り心地もかなり良かった。

 また、D-AIRは折りたたんで持ち運ぶことも可能なので、極端な話だが、通勤の際に駅まで乗っていって、折りたたんで電車に乗って、会社の最寄り駅から再び乗るということもできるだろう。ただし、17kgの重量を持ち運ぶのはなかなか大変だが……(腰痛持ちの筆者には無理)。

このように折りたためる

持ち運ぶことも可能だが17kgなので、腰痛持ちには厳しい

 公道走行に必要な保安部品がすべて標準装備されているので、ヘルメットとナンバープレートさえあればすぐにでも走り出せるだろう。今なら9万円以下で購入できるので、移動をラクにしたい、スマートモビリティを体験したいという人はMakuakeをチェックしてみよう。

初めて乗ったのでだいぶ腰が引けている

ABSを効かせようと速度を出すも、心のリミッターが働いてしまう筆者

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう