2口電源アダプタが便利
M2搭載Airと同時期に登場した、デュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタを試した。小さな本体にふたつの充電ポートを備え、MacBook AirとiPhone、Apple Watch、AirPodsなどが同時にチャージできる。本機は電源アダプタなので、片側の口にiPhoneやiPadを接続してもデータの転送はできない。
デュアルポートの電源アダプタは、購入時に10コアGPU搭載と512GBストレージを選択した場合、新しいMacBook Airのパッケージに同梱される。M2搭載Airの高速充電ができるのは67W以上の電源アダプタなので、デュアルポートとどちらを優先すべきか熟慮して選びたい。もちろん、どちらも単品販売されているアクセサリーなので両方揃えて使い分けてもいい。
M2搭載AirはMagSafe充電ケーブルによるチャージに対応したことが大きなメリットだが、M1搭載Airと同様にThunderbolt/USB 4ポートからの給電にも対応する。
M2搭載MacBook Airは最高クラスのエンターテインメントPC
新しいM2搭載MacBook Airは、エンターテインメントPCとしてとても使いやすく、機能とポータビリティのバランスが高いレベルで揃ったマシンだ。内蔵バッテリーで約18時間の連続動作をサポートしているので、これからは空の旅にも活躍してくれるだろう。
13.3インチのM2搭載MacBook Proとの大きな違いには、クリエイティブやビジネス用途に重宝するスタジオグレードの高品位マイクの有無がひとつある。Proの方がバッテリーの最大連続駆動時間が少し長くなるところも魅力的だが、価格差が1万4000円あることや、携帯性能の高さを考えると「エンタメPCとしてはAirがおすすめ」であると太鼓判を押したい。
筆者紹介――山本 敦
オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。
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