春に始まった大学生活にも慣れてきて、そろそろMacを買おうかなと思っている方もいらっしゃるのではないだろうか? また社会人1年生なら、始めてのボーナスも出て、プライベート用のパソコンとして、Macを検討している方もいらっしゃるだろう。多くの人に愛用されているMacBook Airが、M2搭載機として先日大きくモデルチェンジした。しかし、不思議なことに前のモデルであるM1搭載機も併売されている。果たしてM2 MacBook Airを買うべきなのだろうか?
今、まさにパソコンを必要としている娘と息子を海外の大学に留学させているアップル取材歴12年の筆者がレポート。
Macを勧める理由
そもそもコンピュータに詳しくない方なら、Macを買うべきか? Windowsを買うべきか? 迷っていらっしゃる方も多いだろう。
当然のことながら、どちらにも利点があり美点がある。まず、自分にとっての使い道をよく考えてみよう。たとえば、どうしてもWindowのアプリケーションを使う必要があるのにMacを買ったら困ったことになってしまう。仕事で使うアプリケーションや、授業で使うアプリケーションで、Windows版しかないものがないかよく検討しよう。
とはいっても、いまやウェブ上で行う作業が大半だし、Mac版が存在しないアプリケーションも少ない。おそらく大半の人にとって、どちらを選んでも大丈夫という状態だろう。
その上で、Macをお勧めする理由をいくつか挙げてみよう。
まず「カッコいい」。これだって大事な理由だ。アップル製品はデザイン的に洗練されており、持っていてスタイリッシュだ。また、クリエイターなどのスタイルや道具にこだわる人たちが使っているから、持っていること自体もカッコ良く感じるのかも。なぜ、直線と角丸だけで構成されるシンプルなデザインなのか? なぜ、ディスプレイの周りはなぜ黒いのか? なぜ、ツールバーは上にあるのか? すべてに理由があり、ロジカルに決定されたデザインだからこそ美しく見えるのだ。
第2の理由として「使いやすい」。上記のデザインにも関わってくるが、すべてのシステム、アプリケーションのデザインに厳密なルールがあり、使いやすいようにデザインされている。誰でも、簡単に使えて、親しみやすいのは、その使い勝手が深く考えられているからだ。これはiPhoneを使っている方なら、分かるのではないだろうか?
第3の理由は「システムが堅牢である」ということ。MacのシステムはUNIXという業務用のコンピュータのOSを下敷きにしているから急に固まって動かなくなってしまうことはほとんどない。また、メールソフト「メール.app」や、ブラウザ「Safari」をはじめ、プレゼンテーションソフトの「Keynote」なども自社製なので、システムと衝突しにくい。
第4にiPhoneや、iPad、Apple Watch、AirPodsなどとシームレスに連携するということが挙げられる。使い勝手に共通性があって、一緒に使いやすいというのもあるが、基本無料のiCloudというクラウドサービスを使って連携するのがとても便利だ。
この心地良さは、実際に使っている人しか感じにくいとは思う。メールの通知はApple Watchにも来るし、AirPodsで聞いてる音楽のボリュームをApple Watchで調節できる。また、Macでコピーした文字列を、iPhoneにペーストできたりするのも本当に便利だ。iPhoneで書いていたメールの続きをMacで書いたりもできる。だから、iPhoneを使っている人は、Macを使った方が絶対に便利なのだ。
中でも、MacのノートパソコンであるMacBookシリーズは、いずれもアルミの固まりから削り出した精悍なボディを持っており、洗練されていて、丈夫。
少し、前提の話が長くなってしまったが、「では、Macを買うとしたら何がお勧め?」という質問の答えが「一番は、新しいM2搭載のMacBook Air」だということになる。
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