週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

人生初SUV!ちょっと旧いフォレスターがやって来た ドライブ前の儀式編

2022年07月11日 12時00分更新

営業車だった前世とのしがらみを断つ

 車両受け取り時の走行距離計は5万3648km。ディーラーの駐車場を出て走り始めますと、まず喧しい。これはロードノイズや駆動系の異音のような話ではありません。

 まるで崖っぷち候補の選挙カーのように「SDカードが入っていません!SDカードが入っていません!」と連呼するドライブレコーダー。アクセルを踏むと「キュウ ハッシンデス アンゼンナ ウンテンヲ ココロガケテ クダサイ」などと抜かしやがるカーナビ。そうした外様ディバイスだけでなく、メーカー標準の車線逸脱警報まで常にピーピー。

 ええい、やかましいや! てめえら人間じゃねえ! 叩っ斬ってやるしかありません。

 まず、このフォレスターの前世は営業車だったようです。やかましいドライブレコーダーはエルモの「THD-H1100」という業務用通信機で、速度超過や危険運転があれば管理者に通知し、その際に撮影された動画をネット越しに管理者が確認できるというもの。

 車両運行管理者にとっては便利なシステムですが、晴れて自由の身となったフォレスターですから、そんなディストピア的運用から解き放ってやらねばなりません。

 ぶちっ。

 次は急発進がどうのと小舅のようにうるさいカーナビですが、これも三菱の「NR-MZ20」というパイオニアOEMの業務用機でした。私はバックカメラ用のモニターと、Bluetooth対応ハンズフリーフォンとして使うだけなので、このような音声には黙ってもらいます。

 ピピピピピ。設定で案内音量を下げただけですが、以降何も言わなくなったので大丈夫、のはず……。

 それにしても2DINユニットの取り付け位置と角度が絶妙に最悪で、日が差し込むとモニターの画面が見えません。ここはスバルさんにしては抜かりましたな。適当なバイザーを探して上を覆いたいところです。

 最後に車線逸脱警報ですが、解除ボタンがなかなか見当たりませんでした。ステアリング右のレーンキープアシストのボタンを長押ししたり、連打したりしても反応なし。なんじゃこれはと背もたれに寄りかかって斜め上を見ると、まだ上にボタンがある。

 おっしゃれだなー、スバル。これを押して解除しておけば、エンジンを切っても設定としてキープされるようです。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事