第20回
品薄&値上げラッシュの現在、「壊さず使い続ける」ことが何より重要だ
iPadをタフに保護する「RUGGED BLUETOOTH KEYBOARD with TRACKPAD」は買い!
iPad+キーボード&トラックパッドでこれほど便利になるとは!
ということでさっそく「RUGGED BLUETOOTH KEYBOARD with TRACKPAD」を使ってみた。
ケースへのiPad装着は、意外にもスムーズ。製品によっては装着するだけで一苦労するようなケースもあるが、「RUGGED BLUETOOTH KEYBOARD with TRACKPAD」についてはある程度の角度で挿入すればピッタリスッキリ収まった。せっかくなので(?)テーブルの高さから落下させてみることに。落下の衝撃こそあれ、もちろん問題は発生しない。
次にキーボードとケースを吸着してみる。特に位置決めすることもなく、マグネットでビシッと合体してくれる。取り外しと装着を繰り返してみたが、毎度同じところに吸着される設計になっているようで、微調整は不要。
カバーを閉じて小脇に抱えてみると、それなりの厚み、重量感はある。iPadの重量が500g弱、ケース+キーボードの重量が約880gだから合計で1.4kg弱というところで、軽めなノートパソコンぐらいになるだろうか。iPad単体と比べると重い気もするが、ノートパソコンを1台携えていると思えば納得の重量だと思う。
カバーをスタンド形状にトランスフォームし、iPadを起動。そしてキーボードとBluetooth接続する。手順は一般的なiPad向けのキーボードと変わらない。
キーボードをペアリングモードにしてiPadでデバイス検索し、「UAG Keyboard」が見つかったら選択、表示された4桁の数字をキーボードから入力してペアリング完了。一度ペアリングすれば、以降はiPadオン→キーボードの電源オンの手順だけですぐつながる。
ノートパソコン形状で、PDFを表示したり「Pages」で文字を入力したりしてみた。トラックバッドのマルチタッチ操作で、PDFの表示拡大/縮小や、ページの移動といった操作が、画面タッチと同等の感覚で可能だった。画面に手を触れる必要がないぶん視認性が高いので、まさにMacBookを操作している気分になれる。
Pagesによる文字入力についてだが、キー入力の遅延もほぼなくサクサク文字入力が可能だった。個人的にはもう少しキー間隔とストロークが欲しいかなと思うが、慣れればタッチタイプも問題はないだろう。キー配列においてもあまりムチャしているところはなく、カーソルキーが独立しているのも好みだ。
文字入力をしていてさらに気づかされたのは、手元にトラックパッドのあるありがたさ。
これまでにも、普通のキーボード+iPadの組み合わせで使ったことはあったが、何かにつけ画面にタッチするためにキーボードから手を離さざるを得ないことが煩わしかったのだ。
その点、この「RUGGED BLUETOOTH KEYBOARD with TRACKPAD」なら、キーから直接トラックパッド操作で画面タッチと同等の操作可能だ。作業効率もノートパソコン、MacBookに近づいていると感じた。ファンクションキーの存在も快適さを上げている一因だ。再生中の動画や音楽の音量調整、一時停止などを手元で操作できるのは素直に便利だと思った。
キーボード部分をiPad背面に折り込んで、一般的なスレート形状でiPadを利用することも可能ではあるが、手で持ったときにキーボードにガッツリ触れることになるのであまりおすすめはしない。iPad単体で操作するならキーボードからケースを外して運用したほうが普通に扱えるだろう。
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